【引き寄せの法則自由研究】では、引き寄せの法則をそれぞれの生活の中でイメージしやすいものに落とし込んで自由に実験・分析しながら『幸せを引き寄せるコツ』を研究しています。
「運のいい人」っていますよね。
何やっても上手くいっているように見える人、
チャンスやタイミングなどに恵まれている人、
お金の流れが豊潤な人、
周りの人に恵まれている人
…など。
「運のいい人」にはどうしたらなれるのでしょうか。
【レポート009】では、「運のいい人」について分析してみました。
運のいい人は善人なワケではない
ずっと私は、「運のいい人」って神様にえこひいきされている人だと思っていました。
人に優しくて、謙虚で、正直で、勤勉で、志が高く、心が強く、人徳もあり…という素晴らしい聖人君子のような人が、神様にえこひいきされるんだと。
たぶん美化されハロー効果満載の成功者の本をタンマリ読んでいたから、そう思い込んでいたのでしょう(笑)
なので、神様にえこひいきされる“いい人になろう”と一生懸命努力しました。
ところが、
人に優しくしようと思っているうちに、人の顔色ばかりみるようになってしまったり、
自分は我慢してでも人に親切にするべきだと実行しても、相手に感謝されなかったり利用されたりして腹が立ったり、
見返りを期待していた自分に自己嫌悪になったり…。
いい人になろうと一生懸命努力しているのに、感情はいつも不安、不満、後悔、怒り、自己嫌悪でモヤモヤしていたのです。
もちろん、「運のいい人」からはほど遠い状態で、いつも精神的に疲れていました。
今振り返っても、長年に渡ってまったく意味のない努力をしていたなと思います。
実際に運のいい人を観察してみると、全然聖人君子ではありませんでした(笑…そういう人もいるかもしれませんが)。
空気を読み人の顔色ばかりうかがっていた自分からみると、なんて非常識で自己中な人なんだ!って感じるような人だったのです(笑)
どんな人だったのかというと、
自分の感情にとても正直で、端から見るとスゴい気分屋に映ります。
自分が何をしたいのかがハッキリしていて、他人の意見は聞きません。
また集中力がスゴくて、そんな時に話しかけでも聞こえていません。
興味のないモノには冷たいほど無反応ですが、興味のあるモノには極端なほどに食いつきます。
人に関しても好き嫌いがハッキリしていて、無視やいじめなどはしないけれども大きく波動の合わない人を周りに近づけません。
自分を中心に物事を考えているフシがあり、私からみたら周りを振り回しているヤバい人だったのです(笑)
もう強烈な個性を前面に出したヤバい人(笑)
でも、その人の周りにはラッキーな出来事やチャンス、たくさんのお金や面白い人が集まっていました。
何より、キラキラしていて楽しそうなんですよね。
あんなに周りに気を使い、人のために頑張っていた(まったくの偽善だったけどね)自分は何だったのだろうと呆然としました(笑)
運のいい人の特徴
実際の「運のいい人」は、私が抱いていた想像と全くかけ離れていました。
空気を読まない言動、周りを振り回すワガママな人…、そばにこんなタイプの人がいたらストレスに感じる…(笑)
例えると0〜3歳くらいの子どものようだと思いました。
人の話は聞かないし、自分の興味のあるものに熱中すると周りが見えなくなるし、興味のないものは強烈に拒否するし、自分の欲望を満たすために泣き叫び駄々をこねる…、そのくせニコッと笑われると憎めなくなるという厄介な小悪魔(笑)
引き寄せを一番上手く使っているのが、この頃の子どもだと言われていますが、こんなに自己中なのに引き寄せられるのかと信じられなかったものです。
私にはヒドい拒否反応が出てしまったのですが、宇宙にとってはそんなことは関係ないようです。
地球界での移り変わる善・悪、常識・非常識、どっちも関係なくて、心からの真っ直ぐな気持ちに反応するのです。
私のように周りにアンテナを張りすぎて人の評価ばかり気にしていると、表面的には大人の対応をしたり親切そうな行動をしますが、本心では無理をしていたり我慢をしてモヤモヤしていますから、そのモヤモヤの波動を宇宙は受け取ります。
逆にどんなに周りに迷惑をかけていても、その本人が他人を踏み台にしてやろうとか迷惑をかけてやろうとか考えてなくて、ただ自分の気持ちに正直に行動していると、そこには素直な波動しかないので、その波動を宇宙は受け取るのです。
ただただ自分の感情の在り方なのです。
「運のいい人」とは、日頃の行いのいい人や徳の高い人だからではなく、良い気分を維持しながらやりたいことを自覚して、ワクワク集中している人だったのです。
そう、自分の人生をしっかり生きている人なのです。
自分の思い通りに生きるのが怖い…
とはいえ、自分の思い通りに生きるのが怖いと正直思ってしまいます。
周りにどう思われるのか…、人と足並みを揃えることが大事で、自己中な人と思われるのが死ぬほど怖い…。
これまでずっと周りの目を気にして、空気を読んで生きてきたのです。
いきなり真逆に振り切ることはできません。
そんな私に、宙(そら)師匠は一喝!
“空気は読むもんじゃなくて、吸って自分のエネルギーにするもんにゃ!”と(笑)
確かに、私のこの状態も異常な気がしてきました。
自己中と感じるほどの生き方の人が、「運のいい人」として上手くいっているのであれば、そっちの方が宇宙の法則に則っているのでしょう。
実際にこれまでの私の生き方では上手くいきませんでした。
そこは認めて、できるところから宇宙の法則に則った「運のいい人」になっていきたい。
どうしたらいいのか…、どっちみち無理するとモヤモヤしてしまいます。
だったら、モヤモヤの感情に協力してもらって、モヤモヤしない方法を探して行動していくように心掛けてみようと思いました。
例えば、
自分の感情を表現するのが怖いのなら、自分がモヤモヤしない程度の自己主張から初めてみる。
いい人に思われたいとどうしても思ってしまうのなら、いい人に思われたいがための無理した行動を少しずつしないようにする。
自分がどうしても好きになれないのなら、自分を好きにならないといけないとか、嫌いとかいう考え自体を手放してみる(そもそも考える必要がない)。
やりたいことが分からなかったら、見つけると決めてアンテナを張ってみる。
感情に正直に行動するのが怖かったら、モヤモヤしない程度の行動からしてみる。
本音で嫌だなと感じることを頼まれて断るのが怖い時も、できるだけ自分がモヤモヤしないですむように交渉をしてみる。
人に迷惑をかけないようにとばかり考えて頑張っていたら、自分に迷惑をかけて無理をさせていないかも考えてみる。
…など、モヤモヤしないことから初めてみるのがいいと思います。
まとめ
自分の感情に沿った生き方をするのが一番の早道だと思われます。
自分の性格、周りの人や環境などのせいにしていましたが、自分の思い通りに生きることを一番邪魔していたのは、自分だったんですよね。
「運のいい人」が自己中に見えたのも、自分が自分に我慢させていることを、目の前でやられているから腹が立ったのです。
知らぬ間に自分を制限する思考が刷り込まれているんですね。
感情を出すのは大人げないこと。
我慢しなさい、耐えなさい。
自己犠牲は美徳。
人に迷惑をかけてはいけない。
人の役に立つ人間にならないといけない。
自己主張ばかりするんじゃない!
和を大事にして、周り(親)の意見をよく聞け。
…などなど、親によくいわれて育った言葉です。
これらすべて「運のいい人」から遠ざかっていく思考です。
きっと親もそういって育てられたのでしょうから、今さら責めても仕方ありません(笑)
何の疑問も持たずに信じていた自分の責任でもあります。
今からでも遅くないので、一回こういった思考を手放してみましょう。
そうすると、自己中だと思っていた「運のいい人」の方が自然な生き方だなと思います。
自分として生まれてきたのに、なぜ自分の思ったように生きないの?
だったら自分として生まれてくる理由がないじゃない。
そう、やりたいことがあって生まれてきたのです。
それをドンドンやっていかないと、人生短いのですからもったいないのです!
それでは宙(そら)師匠、本日の格言をお願いします。