毎日メイクやスキンケアなどで何かと鏡を見る事は多いと思います。
でも、少し引いて顔全体をトータル的に眺めることは少ないのではないでしょうか。
メイクにしてもパーツ的に鏡を見ているので、割と顔の歪みに気付けなかったりします。
写真などで第三者的に自分を見た時に、驚きとショックを受ける事がありますよね。
人から見たら、自分ってこんなに顔が歪んで見られてるんだ…!と。
ゆっくり冷静にご自分の顔を観察してみてください。どんな歪みがありますか?
歪んでいる部分によって原因は変わってきます。
まずはしっかり自覚して、気になる歪み部分とその原因をみていきましょう!
まずは顔の歪みチェック!
顔の歪みをしっかりチェックするために、ご自分の顔写真を撮ってみましょう。スマホのカメラで十分です。
自撮りではちゃんと撮れないので、誰かに撮ってもらってください。
顔の輪郭がしっかり出るように前髪も含め髪は束ね、カメラをまっすぐ見ながら目を閉じます。
その時、力を抜いてリラックスします。この状態で1枚写真を撮ります。
続いて、そのままで目を開けた状態で1枚。
最後に、歯を軽く噛み合わせたままで“イ〜”の口の形で1枚撮ります。
その写真を元に以下の事項をチェックしていきます。
透明な定規などがあれば垂直が出しやすいのでよく解ります。
- 額の中心と鼻の頭とアゴの中心を一直線で結ぶと真っ直ぐか
- 口角の高さは左右で同じか
- 顔の輪郭が左右で同じか
- 頬骨の高さは左右で同じか
- 耳の高さは左右で同じか
- 目尻の高さは左右で同じか
- 目の大きさは同じか
- 鼻筋は真っ直ぐか
- 前歯上下2本の中心が合っているか
- 頭が傾いていないか
- 肩の高さは左右で同じか
いかがでしたか?
高さや位置がズレていれば、顔が歪んでいます。
この歪みが見た目のバランスを悪くしたり、シワなどの原因にもなって老けて見えたりします。
このチェックでどの部分に歪みがあるか自覚されたと思います。
歪みにも色々な原因があります。気になる歪みの部分別に原因をみていきましょう。
気になる顔の歪みを大きく分けると6つがあげられます。
- 頭が傾いている
- アゴが歪んでいる
- 左右の目の高さや大きさが違う
- 頬骨の高さが違う
- 耳の高さが違う
- 鼻が曲がっている
それぞれの歪みの原因を知って、歪みのないあなたらしい美しい顔に戻しましょう!
頭蓋骨の構成について
顔の歪みは、頭蓋骨のズレが原因である場合が多いです。
頭蓋骨がズレるなんてそうそうあると思いませんよね。
でも、毎日のちょっとした習慣や加齢などによって頭蓋骨はズレてくるのです。
それは頭蓋骨の作りが関係しています。
頭蓋骨はヘルメットのように一つの骨で出来ているワケではありません。
なんと15種類23個の骨がパズルのように組み合わさってできています。
脳脊髄液(脳と脊髄を包む硬膜の中にある半透明な液体)をスムーズに循環させるため、骨と骨の間には多少の隙間があります。
頭蓋骨はその隙間で膨れたり戻ったりしながら脳脊髄液をポンピングさせているのです。
この隙間がズレてくると、顔が歪んできます。
特に歪みが出やすいのが頭蓋骨の正面部分の骨の、頭頂骨、前頭骨、側頭骨、頬骨、鼻骨、上顎骨、下顎骨の7つです。
頭蓋骨の構成を理解した上で、歪みの原因をみていきましょう。
頭が傾いている
真っ直ぐしているつもりでも、頭が傾いていませんか?
自覚がない人が結構多いんです。真っ正面から写真を撮ってみるとよくわかります。
頭が傾く原因は首(頸椎)の歪みです。
- 片方の肩こりが強い
- 骨盤が歪んでいる
- 背骨が歪んでいる
- カバンや荷物をいつも同じ手で持っている
- テレビやパソコンなどの向きや高さによって、首が傾いた状態で見ていることが多い
- 日頃から首を傾けるクセがある
…などが首を歪ませてしまっています。
肩こりが左右どちらか一方がヒドい場合、強く緊張した側の筋肉が首や頭を引っ張ってしまいます。
すると頭が傾いてくるのです。
なかなか難しいことですが、左右のバランスをとるよう筋肉をストレッチして緊張をほぐしてあげましょう。
また、骨盤が歪んでいると背骨も歪み、繋がっている頸椎(首)まで歪んできます。
その歪みを受けて、体はバランスを取ろうと頭が傾いてしまうのです。
骨盤や背骨の歪みがハッキリと自覚できる場合は、専門医で調整してもらいましょう。
そして割と多いのが、無意識にしている日常の生活習慣によるクセで首を歪ませるケースです。
パソコンやテレビの位置や高さなど姿勢を悪くさせていたり、カバンや荷物などもいつも同じ手で持つクセがついていれば左右のバランスが崩れてしまいます。
どちらかの肩の筋肉が緊張したり、クセでどちらかを向きっぱなしなど左右のバランスが崩れてしまうと、体は全体の均等を保とうと周りの部位で少しずつ調整をします。首は最も影響を受けやすい所です。
出来る限り正しい姿勢を心掛け、左右差を作るクセはなるべく改善させましょう。
頭が傾いたままにしていると、
- 頬骨の高さが左右で違ってくる
- 目の高さや大きさが左右で違ってくる
- 耳の高さが左右で違ってくる
- 鼻がどちらかに曲がってくる
- 肩の高さが左右で違ってくる
…などの歪みがでてきます。
頭が傾いてしまうと、顔の負担も左右で違ってきます。
そもそも頭が傾いているので、目や耳、頬骨の高さは左右で違ってきます。
そこに重力もかかるので歪みが進みます。
その傾きのせいで平衡感覚がとれなくなり三半規管が乱れ、目や耳がそれを補おうと調整が始まり更に左右差が生じて歪んでくるのです。
アゴが歪んでいる
アゴが歪んでしまうのは何が原因なのでしょうか。
アゴの関節が何らかの原因でズレたことによる歪みです。
- 同じ片方で頬杖をついている
- 食事の時はいつも同じ片方の歯で噛んでいる
- 歯の治療をしている
- 片方だけ親知らずを抜いたままの状態
- 歯ぎしりする
- 姿勢が悪い
- いつも同じ足を組んで座る
- 寝ている時はいつも同じ横向き
など、思い当たる事はありますか?
このような日常的な偏ったクセが原因でアゴの関節が歪んでしまうと、顔全体の歪みに繋がってきます。
歪んだアゴで食事など噛み続けていると、噛んだ力が左右均等に分散されなくなります。
例えばアゴが右に歪んだ場合、右側に噛む力が偏ります。
前項で説明した通り頭蓋骨は23個の骨で構成されているので、1箇所の骨が歪んでしまうと、その周りの骨も徐々に影響を受け歪んでしまうのです。
下顎骨が右にズレる→上顎骨の左側が引っ張られズレる→頬骨の左側が引っ張られズレる→側頭骨の左側が引っ張られズレる…というように顔全体が歪んでしまいます。
アゴが歪んだまま放置していると、
- 額の広さが左右で違ってくる
- 目の高さや大きさ左右で違ってくる
- 眉毛の形や高さが左右で違ってくる
- 鼻がどちらかに曲がってくる
- 頬骨の高さが左右で違ってくる
- 輪郭が左右で違ってくる
- ほうれい線が片方に深くできてくる
- 口角の高さが左右で違ってくる
- 歯の噛み合わせが悪くなる
など、左右の歪みが目立ってきてしまいます。
出来る限り原因を改善して、左右のバランスを取るようにしましょう。
食事の時は両方の歯で均等に噛んだり、姿勢や足組みなども出来るだけ左右で偏らないように心掛けるだけでも変わってきます。
アゴの歪みを改善するカンタンなストレッチやマッサージなどもありますので、諦めないでケアしていきましょう!
歪みが大きい場合は、専門医を受診されてください。
頬骨の高さが違う
頬骨の高さが左右で違ってくるのは何が原因なのでしょうか。
- 頭が傾いている
- アゴが歪んだことによる影響
- 加齢で頬骨が下がってきた
- 表情筋のこわばり
などが上げられます。
頭の傾きやアゴの歪みの影響については前項で説明した通りです。
まずは頭の傾きとアゴの歪みを解消するのが先決です。そうすれば頬骨の歪みも改善されてきます。
また、頬骨は加齢とともに下がってきてしまいます。
それに加えて顔の表情をつくる表情筋も加齢やストレス、表情のクセなどによって固くなってきます。
ストレス度やクセなどの左右差もあるので、頬骨の高さや出っ張り具合が変わり歪んでしまいます。
この状態が続くと骨も歪んできてしまいます。
ご自分の表情のクセを把握し左右差があれば、なるべく無くしましょう。
加齢やこわばりのある表情筋は、こわばりをほぐしたり鍛えてあげましょう。
耳の高さが違う
耳の高さが左右で違ってくるのは何が原因なのでしょうか。
- 頭が傾いている
- アゴが歪んだことによる影響
- 骨盤の歪み
- 三半規管の異常
耳の歪みは側頭骨(そくとうこつ)の歪みが原因です。
頭の傾きやアゴの歪み、骨盤の歪みによって側頭骨が徐々に影響を受けズレてしまうのです。
頭の傾きやアゴの歪みの影響については前項で説明した通りです。
まずは頭の傾きとアゴの歪みを解消するのが先決です。
そうすれば耳の高さの歪みも改善されてきます。
骨盤の歪みも首のズレに関係してきます。
骨盤は、その他にも体に色々な影響を与える部位なので、この際しっかりケアしてしまいましょう!
同時に耳の高さも均等になってきます。
また、体の平衡感覚を保つ働きをする三半規管の左右バランスが悪くなると、頭や体が傾いてきます。
三半規管が原因の場合は、めまいや乗り物酔い、物忘れが激しいなどの症状がすでに出ていると思います。
三半規管を鍛え左右のバランスを整える事が重要です。
めまいがヒドい時などは耳鼻科などの専門院を受診されてください。
三半規管は加齢でも衰えてきますので、鍛えるトレーニングもしましょう。
目の高さや大きさが違う
目の高さや大きさが左右で違ってくるのは何が原因なのでしょうか。
- 頭が傾いている
- アゴが歪んだことによる影響
- 加齢で頬骨と上顎骨が下がってきた
- 効き目を酷使しすぎ
- 左右で視力が違う
- 三半規管の異常
などが上げられます。
頭の傾きやアゴの歪みの影響については前項で説明した通りです。
まずは頭の傾きとアゴの歪みを解消するのが先決です。
そうすれば目の高さや大きさの違いも改善されてきます。
目元に関係している頬骨と上顎骨は、加齢とともに下がってきてしまいます。
それに加えて顔の表情をつくる表情筋も加齢やストレス、表情のクセなどによって固くなってきます。
ストレス度やクセなどの左右差もあるので、頬骨や上顎骨が歪んでしまいます。
すると目の高さや大きさも左右で違ってきます。
なるべく表情のクセの左右差を無くし、加齢に負けないよう表情筋を鍛えてあげましょう。
また、スマホやパソコンが普及した昨今、使用頻度も多くどうしても目を酷使しがちです。
しかも無意識に効き目で見ていることが多くなります。
どうしてもよく使う目が発達しますし表情筋の緊張度合いも左右差が出てしまい、効き目が大きくなったり高くなったりしてしまう原因となります。
そして効き目の視力が低下してきます。目のケアも大切になってきます。
また、体の平衡バランスを保つ働きをしているのは三半規管と視覚です。
三半規管に異常があると平衡感覚が乱れ、視覚からの情報と脳の情報に差が出てしまいます。
この差がめまいや乗り物酔いを引き起こしています。
目は平衡を保とうと目の高さや大きさを傾いたまま調整しようとして、左右の歪みが出てくるのです。
三半規管を鍛え左右のバランスを整える事が重要です。
めまいがヒドい時などは耳鼻科などの専門院を受診されてください。
三半規管は加齢でも衰えてきますので、鍛えるトレーニングもしましょう。
鼻が曲がっている
鼻筋が曲がってくるのは何が原因なのでしょうか。
- 頭が傾いている
- アゴが歪んだことによる影響
- 加齢で鼻骨と上顎骨が下がってきた
などが上げられます。
鼻は根元の鼻骨以外はほとんどが軟骨です。
なので、触るとカンタンに動き変形しやすいデリケートなパーツです。
頭の傾きやアゴの歪みによって引っ張られ歪んでしまいがちです。
頭の傾きやアゴの歪みの影響については前項で説明した通りです。
まずは頭の傾きとアゴの歪みを解消するのが先決です。
そうすれば大半の鼻の歪みは改善されてきます。
また、加齢によって鼻が歪んでしまうこともあります。
加齢とともに鼻骨と上顎骨が下がってきます。
鼻筋がハッキリしなくなり鼻下も伸びてきます。
首やアゴの歪みによって間違った傾きで重力を受けたり、日頃の噛みクセなども関係して歪んでしまうことも。
加齢に負けないストレッチなど心掛けましょう。
まとめ
気になる顔の歪みの解消法については『自分でできる!顔の歪みをカンタンに改善する方法!』で部分別に詳しくまとめていますので参考にしてください。