【引き寄せの法則自由研究】では、引き寄せの法則をそれぞれの生活の中でイメージしやすいものに落とし込んで自由に実験・分析しながら『幸せを引き寄せるコツ』を研究しています。
幸せな引き寄せには「ポジティブ思考」が大切だと、しつこいくらい言われているので十分知っていると思います。
私も自分なりに「ポジティブ思考」を理解しているつもりでいました。
でも、その「ポジティブ思考」をしようとすればするほどドンドン違和感を覚えてしまう…。
なぜ良い気分になれないのかと思っていたそんな時、たまたまTVをつけた時にやっていたドラマを見ていて、あ!これが本当の「ポジティブ思考」なんじゃないかと思ったシーンがありました。
【レポート012】では、そのドラマで感じ取ったことを通して、引き寄せにとっての本当の「ポジティブ思考」について分析していこうと思います。
一般的なポジティブ思考とは
「ポジティブ思考」の意味を辞書で調べてみました。
実際には「ポジティブ思考」で調べても、「プラス思考」でしか載っていませんでした。
ほぼほぼ同じ意味合いなのでヨシとしましょう。
何事においても、きっとうまくいくさ、何とかなるものだなどと良い方向に考えが向くこと。 特に、悪い状況の中でも前向きに考えること。 物事を肯定的にとらえる考え方。
引用:goo国語辞書
とあります。
私もだいたいこんな意味で理解していました。
特に“悪い状況の中でも前向きに考えること”が、「ポジティブ思考」なんだと。
でも正直、何かモヤモヤしていました。
最初はマイナスからいきなりプラスに考えようとするから抵抗があるのかと思って、無理がない程度にちょっとづつ前向きに考えていけばいいんだよね?と自分をなだめながら実践していたのです。
確かに少し物事を俯瞰で見れるようになり、少し引き寄せる物事の質が変わってきて好転していきました。
この地点で何の抵抗もなく「ポジティブ思考」のコツをつかみ、上手く起動し始める人もいるでしょう。
けれど、私の心は小さなモヤモヤが残っていて、心から納得しなかったのです。
どうしても違和感があるのです。
やっぱり嫌なことは嫌じゃないですか?怒ったり泣けてきたりしますよね?
そんな嫌なコトの中に前向きな意味を見つけるなんて、私には無理なんです。
私の中での「ポジティブ思考」は、これではないのではないかと感じるようになっていました。
下町ロケット ヤタガラス編
引き寄せ的に言っている「ポジティブ思考」とは、もしかしたらコレなんじゃないかと気付かせてくれたドラマは、「下町ロケット ヤタガラス編」です。
人気のあるドラマのようですが、私は観たことがありませんでした。
たまたまTVを付けたら放送していて、阿部寛さんの濃い顔に惹かれて(笑)、そのまま見入ったのです。
私は内容もよく分かっていなくて、しかも放送の途中からちょっと観ただけなので、詳細は省かせてもらいますね。
どこのシーンでハッとしたかというと…。
主人公の佃の製作所で経理をしていた殿村が、実家の農家を継いで米作りを頑張っていました。
そんな殿村に、いかにも悪そうな顔をしている「農業法人(?)」という農協みたいなとこが、傘下に入れと誘って来ていたのをどうやら断ったことが原因で、様々な嫌がらせを受けます。
売り場を奪われたり、嫌みを言われたり、脅されたり、家の前にゴミをバラまかれたり…。
殿村の年老いた父親はそんな嫌がらせに何も手を打とうとしません。
憤る殿村でしたが、そんな時にお米を買ってくれているお客さんから嬉しい手紙やメール、写真がたくさん届きます。
嫌がらせなんかに気を取られている場合じゃないと、待っていてくれるお客さんのためにやる気を出していきます。
私はこのシーンを観ていて、引き寄せで大切な「ポジティブ思考」はこういうことなんじゃないかと思いました。
私が思う本当のポジティブ思考の捉え方
嫌なことを前向きに考えようとすると、「嫌なこと」をどうにかして好転させようと考えますよね。
気持ち的には、その「嫌なこと」の衝撃が残っているので、良い気分ではありません。
引き寄せ的にも、いくら前向きでとはいえ、マイナスな所からプラスに変えようと考えている間は、「嫌なこと」にフォーカスが向いていることになります(この最悪な状況を逆転してやろうと、ワクワクして考えられる人はそのまま考えてもOKですよ)。
どうしようこうしようと考える時間が長くなると、その「嫌なこと」の波動を持った出来事を引き寄せてしまいます。
だからモヤモヤが消えずに残っていたのです。
本当の「ポジティブ思考」とは、「嫌なこと」について前向きに考えることではなく、こうなったら幸せだな、嬉しいなと思えることをいつも考えて行動することなんじゃないかと思います。
「下町ロケット ヤタガラス編」での例でみていきましょう。
「嫌がらせ」は本当にムカつくし腹が立ちますが、それはそれとしてフォーカスしませんでした。
「嫌がらせ」に怒ったり悲しんだり、その嫌がらせを止めさせようと動いたり考えたりして時間を使うと、「嫌がらせ」やその波動に合った出来事を更に引き寄せてしまいます。
殿村家族がしたように、喜んで笑顔で食べてくれているお客さんにフォーカスしたことを考えたり行動している状態こそが本当の「ポジティブ思考」だと思います。
その方が、楽しいしワクワクするし良い気分でいられますよね。この感情の状態が答えです。
「嫌がらせ」はそのままでいいの?と思うかも知れません。
でもね、考えたら考えた分だけ心配したり不安になったり、仕返し妄想で裁いてしまって、そのマイナスな感情の引き寄せが相手にではなく自分に作用します。
本当の「ポジティブ思考」をしていれば、宇宙の人智を超えた引き寄せプロデュースがなされるので、私達がその過程をアレコレ考えたり心配しなくても、素晴らしい状態に整えられます。
ただ信じて、あなたの望むことだけに集中することを意識しましょう。大丈夫ですから!
まとめ
繰り返しになりますが、
「嫌なこと」に対して、反芻して思い出したり、解決しようと考えたり感情(怒りや憎しみ、悲しみなど)を込めたりしないで切り換えること。
あなたが望むこと、嬉しいこと、楽しいこと、幸せなことに思考・感情を向けて維持すること。
これが大切なんです。これが本当の「ポジティブ思考」なんです。
あなたの考えていた「ポジティブ思考」はどういうのでしたか?
私と同じような感じだった人も多いのではないでしょうか。
嫌なコトをムリクリに前向きに考えようと頑張って、苦しくなりませんでしたか?
もしそうなら、失礼ながら私と同じタイプかもしれません(笑)
昔の「ポジティブ思考」を手放して、本当の「ポジティブ思考」を試してみてください。
私は心のモヤモヤが晴れて、スッキリしました。
たまに嫌な出来事を反芻したり、どうにか改善できないかと考えてしまい、なかなか気分が切り換えられない時もありますが、これはただの習慣なので徐々に収まってくると思います。
この「ポジティブ思考」にもモヤモヤする場合は、あなたにとっての本当の「ポジティブ思考」は違う答えがあるのだと思います。
ポジティブ思考という最終的な行き着く答えは同じでも、その答えへのアプローチ方法は1つではないと思うんです。
答えを知りたいと決めれば、たまたま観たドラマを通してでもヒントが引き寄せられます。
諦めずに求めてください。そして見つけた「ポジティブ思考」を是非シェアしてくださいね。
それでは宙(そら)師匠、本日の格言をお願いします。