コラーゲンたっぷりな若い頃は、例えば笑って目尻や口元にシワが寄ってもすぐに戻っていました。
でも40代になると、笑ってもいないのにシワが元に戻らないで残っていたりします。
これは、加齢による肌の老化です。コラーゲンが減少して、基礎土台の真皮がスカスカになってしまったことによるものです。
詳しくは『超老け顔に見えるおでこのシワ!なんでできるの?7つの原因』を参考にしてください。
加齢は止められませんし、みんなに平等で避けられません。
でも、中にはキレイな年の取り方をされている人もいますよね?シワの少ない美しい肌は、ものすごく若く見せてくれます。
どうすれば、年齢を感じさせない若々しい肌を維持できるのでしょうか。
なるべくお金をかけずにできる、おでこのシワを消す方法について調べてみました!
おでこのシワを消す方法
おでこにシワがない状態を維持するには、どうしたらいいのでしょうか。
シワは加齢による肌の老化が主な原因です。年を取ることは誰にも止められませんね。
でも、若くて健康だった肌の状態を維持できればいいわけです。減少したり足りないのであれば補えばいいのです。
外部的な原因があるなら取り除くのです。若かった頃の肌状態に近づけて、肌も見た目も若々しく維持しましょう!
おでこのシワは、真皮にまでいたる深いシワになってしまうと、消えるまで時間がかかってしまいます。
出来るだけ浅いシワの時にケアをした方が早く消えてくれます。シワを作らないケアをすることも大切ですね。
まずはしっかり保湿する
肌が乾燥するとシワの原因になります。
目尻や口元の乾燥は結構気にしているのに、意外とおでこは雑なケアになっていませんか?おでこはオイリーだからと、乾燥ケアをしてない人もいるかもしれません。
それって、日本人に多い隠れ乾燥肌(脂性敏感肌)のせいかも!?
肌は乾燥を防ごうと皮脂を多く分泌しているのに、オイリーに感じてあぶらとり紙や洗顔でせっかく作った皮脂を取り除いてしまってませんか?
そうすると肌は、取られた皮脂をまた補おうと多くの皮脂を分泌してしまいます。
最悪なオイリーループです!
詳しくは『あなたの乾燥肌はどのタイプ?タイプ別乾燥肌の簡単ケアまとめ!』を参考にして、乾燥肌のタイプを知って正しくケアをしましょう!
おでこは出っ張っているし面積も広いので、実は乾燥しやすい部分なのです。
乾燥は色々な肌トラブルの原因でもあります。しっかりと正しい保湿をしてあげてください。
抗酸化化粧品を選ぶ
老化によって肌の基礎土台である真皮のコラーゲン減少がシワのできる大きな問題でした。
だからといって、コラーゲン入りの化粧品を選ぶのは意味がありません。
肌に直接塗ってもコラーゲンの分子が大きいため、肌の真皮まで届かないのです。
なので、コラーゲンを増やす成分が配合されていて、肌の老化の原因である体の酸化を防いでくれる抗酸化化粧品を選びましょう。
ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体は、そのままでは肌に浸透しないビタミンCを吸収されやすくしたものです。
主に体内でコラーゲンを増やす作用や、抗酸化作用、メラニン抑制作用、美白作用、皮脂抑制作用、抗炎症作用などの効果があるすごいマルチな効果をもった成分です。
そんなビタミンC誘導体にも種類があって、特にリン酸アスコルビル、パルチミン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)が浸透力に優れていてオススメです。
ビタミンC誘導体は水に配合したほうが安定するので、化粧水か美容液で探してみてください(化粧水か美容液どちらか一方でいいですよ)。
ナイアシン(ビタミンB3)
ナイアシン(ビタミンB3)は、ビタミンB郡の一つで、体内に最も多く存在しているビタミンです。
主に体内でコラーゲンを増やす作用や、肌の代謝の活性化、肌の再生をサポートする作用、シワ・たるみの予防などの効果があります。
ナイアシンは水溶性ビタミンなので、化粧水や美容液に配合されていることが多いです。
水溶性であるメリットとしては、肌に悪いダメージを与える合成界面活性剤を使用しなくても化粧水や美容液が作れる所です。
合成界面活性剤とは、水や油などのように、混じり合わないものを混ぜ合わせるための活性剤で、肌によくありません。
合成界面活性剤を使用されていないので、肌が敏感な人も安心して使えます。
ただ、商品によっては合成界面活性剤と配合されているものもあるので、成分表をよくチェックしてください。
レチノール・トレチノイン(レチノイン酸)
レチノール・トレチノイン(レチノイン酸)は、ビタミンAの一つで、壊れやすいビタミンAを守り、肌に吸収されやすい形に変換したビタミンA誘導体です。
主に体内でコラーゲンを増やす作用や、肌の再生をサポートする作用、シミを取る効果があります。
レチノール・トレチノインは油溶性成分なのでクリーム系に配合されています。
肌が敏感な人は刺激が強い成分なので注意してください。
また、日に当たると効果が弱くなるので、寝ている間のケアとして使いましょう。
効果が高いレチノール・トレチノインですが、日本ではまだ許可されていないので、国内の化粧品には配合されていません。
試してみたい場合は、美容皮膚科などの医療機関で処方してもらえます。
念入りなUVケアで紫外線を予防
紫外線は、日焼けや肌の老化であるシワ、シミ、タルミなどを引き起こす原因です!
恐ろしいことに、紫外線は真皮まで届きコラーゲンにダメージを与えます。
そして、肌の弾力やハリが低下しシワを引き起こすのです。
紫外線は思っている以上に手強いです。夏だけではなく、一年を通じて紫外線の対策は必要です!
日焼け止めや日傘などで、なるべく紫外線を予防し肌の老化を阻止しましょう。
詳しくは『もう焼きたくない!紫外線対策についての基本データまとめ』を参考にして、正しいUVケアを行ってください。
表情筋を鍛える
顔には、なんと30種類以上の筋肉があり色々な表情や動きをしてくれます。
その中で、おでこのシワに関係してくる筋肉は、前頭筋と眼輪筋の2つです。
前頭筋と眼輪筋が衰えてくることが、おでこにシワを作ってしまう原因の一つです。
眉とおでこを動かす筋肉が前頭筋です。前頭筋が衰えるとおでこの皮膚がたるみシワになります。
また、瞬きをするときに使う筋肉が眼輪筋です。眼輪筋が衰えると、まぶたがたるみます。
まぶたがたるむと瞬きがしにくくなって、それを補うために前頭筋が使われます。
瞬きのたびに前頭筋を使うことが習慣になると、おでこに負担がかかりシワとして記憶されてしまいます。
前頭筋と眼輪筋の筋肉を鍛えてシワのない美しいおでこにしましょう。
前頭筋の鍛え方
肌は、摩擦や刺激に弱いので気を付けながらやりましょう!
- おでこが動かないように、手のひらで押さえます。
- 眉毛をゆっくり上げます。この時おでこにシワが寄らないように気を付けます。
- そのまま10秒くらいキープします。
- ゆっくり眉を下げて戻します。
これを10回繰り返します。
とても簡単で、時間もそんなにかかりません。TVを見ながらでもできますので、やってみてください。
眼輪筋の鍛え方
- おでこが動かないように、手のひらで押さえます。
- 目の力を抜きます。
- 両目をギュッと閉じて5秒キープします。両目を思いっきり見開いて、まっすぐを見て5秒キープします。
- 真っ直ぐ前を見て、両目をギュッと閉じて5秒キープします。両目を思いっきり見開いて、上を見ながら5秒キープします。
- 真っ直ぐ前を見て、両目をギュッと閉じて5秒キープします。両目を思いっきり見開いて、下を見ながら5秒キープします。
- 真っ直ぐ前を見て、両目をギュッと閉じて5秒キープします。両目を思いっきり見開いて、右を見ながら5秒キープします。
- 真っ直ぐ前を見て、両目をギュッと閉じて5秒キープします。両目を思いっきり見開いて、左を見ながら5秒キープします。
これを1セットとして、2回繰り返します。
目の周りがじんわり温かくなって気持ち良いです。疲れ目にもききますので、やってみてください。
頭皮マッサージ
おでこのシワは、硬くなった頭皮が原因の一つです。引っ張られコリ固まった頭皮を柔らかく緩めてあげましょう。
- お風呂などに入って頭皮の血行をよくします。
- おでこの髪の生え際に両手の指の腹を置きます。
- 両手の指の腹を、そのままゆっくり頭頂部方向へ頭皮を引き上げます。
- こめかみの髪の生え際に両手の指の腹を置きます。
- 両手の指の腹を、そのままゆっくり頭頂部方向へ頭皮を引き上げます。
- 両手の指の腹で、円を描くように頭皮を動かし優しくマッサージします。
これを5回繰り返します。
力加減としては、気持ち良いと感じるくらいでいいです。
痛いくらいまでやってしまうと、頭皮や髪を傷めてしまいます。
頭皮を柔らかくするシャンプーの仕方
毎日のシャンプーの仕方で、頭皮を柔らかくできます。
- 38〜40度くらいのお湯で、1〜2分程度かけてしっかりお湯洗いします。
- シャンプーを手でよく泡立てます。
- 頭全体に泡を馴染ませます。
- 手のひらを開いて、指の腹を頭皮に優しく当てながら、下から上に向かって小刻みにジグザグ頭皮を動かしながら洗います。毛根の汚れを押し出すようなイメージです。決してゴシゴシ洗いは止めてください。
- しっかりシャンプーをすすぎます。
血行が良くなり、毛穴もキレイになるので、頭皮が柔らかくなるだけでなく髪質も良くなります。
抜け毛や髪のうねりなども少なくなってきます。
髪のブラッシングの仕方
毎日のブラッシングの仕方でも、頭皮は柔らかくなります。頭皮の血行が良くなり髪質も変わってきます。
- 髪を引っ張らないように気を付けながら、毛先からブラシを通します。
- 根本にブラシを入れ、下から上に向かってといていきます。髪の流れとは逆にとくイメージです。
- ブラシはキューティクルを痛めないようゆっくり動かします。
今までは髪だけをといて、頭皮は全く意識していなかったかもしれません。
でも、おでこのシワや髪質は、頭皮と毛穴の状態が大きく関係しています。
シャンプー前にしっかりブラッシングすると更に効果アップです。
肌を潤わす食べ物
おでこのシワを消すには、真皮のコラーゲンを増やすことが重要です。
でも、コラーゲンは直接食事などで取っても体内でそのまま働くことはありません。一度アミノ酸に分解されてしまいます。
正確に言えば、3割ぐらいがアミノ酸とくっついた状態でコラーゲンは残ります。でも、たった3割なのです。
なので、体内でコラーゲンを作り出すための食材を摂取する方が効果的です。
それには3つの要素を含んだ食材がポイントとなります。
- タンパク質
- ビタミンC
- 鉄
です。この3つを上手く摂取できれば、体内でコラーゲンが作り出されます。
タンパク質を多く含んでいる食べ物
魚、肉、卵、豆、乳製品などです。魚ではサバ、カツオ、マグロ、サバ缶、シーチキン缶で、肉では牛・豚・鶏のできればヒレがいいです。
ビタミンCを多く含んでいる食べ物
ブロッコリー、カリフラワー、ピーマン、モロヘイヤ、キャベツ、イチゴ、レモン、キュウイ、オレンジ、グレープフルーツ柿、抹茶、お茶っ葉、ワカメ、海苔などです。ビタミンCは体外に排出されやすいので、こまめに分けて取るようにしましょう。
鉄を多く含んでいる食べ物
赤身の牛肉、レバー、マグロ、かつお、カキ、しじみ、あさりなどです。ひじきやほうれん草なども多く鉄分を含んでいるのですが、植物性の鉄分は吸収されにくいので、動物性の鉄分を取りましょう。
これらを日々の食事で上手く取れば、コラーゲンプリプリの若いお肌が維持できます。是非、メニューを考える時に意識して取るようにしましょう。
サプリメント
『肌を潤わす食べ物』の項目でも説明しましたが、肌のシワの原因のコラーゲンは、直接食事やサプリなどで取ってもあまり意味がありません。
ただ、低分子コラーゲンと言われる分子量の小さなコラーゲンであれば、アミノ酸に分解されないで吸収されるという意見も出ているようです。
でも、検証結果がハッキリしないようです。直接100%コラーゲンが取れれば理想ですね。
今はまだ検証出来ていない状態なので、コラーゲンを作るサポートのできるサプリや、肌に良い成分のサプリを摂取しましょう。
- ビタミンCと鉄(ヘム鉄)は体内でコラーゲンを作り出すのに必要な成分です。定期的に取りましょう。
- エラスチンはコラーゲン同士を結んで真皮を作っている大切なタンパク質で、肌にハリや弾力を与えてシワやたるみを予防します。
- ヒアルロン酸は、真皮の水分を守り肌の内側にうるおいと柔軟性をもたらす効果があります。
- プラセンタは、健康でキレイな肌をサポートしてくれる美容成分です。シワやシミの予防や美白などに効果があります。
- イソフラボンは、女性ホルモンに似た成分で、抗酸化作用があり、コラーゲンを作るサポートしてくれます。
サプリは、あくまでも食生活で取れない部分のサポートとして摂取してくださいね。サプリだけに頼るのは間違いです。
また、取り過ぎも良くないので、1日の摂取量はキチンと守るようにしましょう。
まとめ