毛穴の数はだいたいみんな同じくらいで、個人差はそれ程ないようです。
でも毛穴が目立つ人と、目立たない人がいますよね。その差って何なのでしょうか。
毛穴の大きさは遺伝やホルモンの関係で個人差はあるようですが、健康な肌の毛穴はだいたい0.1〜0.2mmくらいだそうです。
これくらいならあまり目立たないですよね。
でも、30代以降になるとかなり毛穴が目立ってきたイメージを持つ人が多いです。
何故そう感じるのかと調べてみると、毛穴が目立ってしまう原因はイロイロありました。
毛穴が目立ってきた原因を知らないと、間違ったケアを続けてしまい改善しません。
まずは、あなたはどんなタイプの毛穴なのかをチェックしてみましょう。
毛穴のタイプを知って原因を正しくケアができれば、毛穴の目立たないスベスベ陶器肌に近づけます!
まずはチェック!あなたの毛穴診断!
以下の項目にあてはまるものをチェックしてみましょう!
TYPE 1:あなたは乾燥毛穴タイプ!?
- 1日中エアコンのきいた場所にいる
- 冬になると毛穴が目立つ気がする
- 肌がザラザラしたり、ゴワゴワする
- オイリーな部分とカサつく部分がある
- ゴシゴシ強めの洗顔をしている
- メイクをしたまま寝ることがある
- 入浴した直後は毛穴が目立たなくなる
TYPE 2:あなたは皮脂毛穴タイプ!?
- 朝起きると顔がテカっている
- 1日2回は洗顔料を使った洗顔をしている
- 乳液はオイリーになるのでつけない
- あぶらとり紙は必需品
- ニキビができやすい
- こってり系の油モノが大好きで野菜は嫌い
- いつも毛穴は丸く開いている
TYPE 3:あなたは角栓毛穴タイプ!?
- 肌がザラザラしている
- 白いニキビがよくできる
- 毛穴が黒ずんでいる
- 入浴はシャワーで済ませることが多い
- 入浴時に毛穴から白いニョロニョロが現れる
- 化粧が崩れやすい
- 生理不順である
TYPE 4:あなたはメラニン毛穴タイプ!?
- 毛穴パックでケアしても黒ずみが取れない
- 毛穴は黒ずんでいるけど、ザラザラはしていない
- UVケアはあまりしない
- シミができやすい
- 鼻や頬などよく手で触っている
- ゴシゴシ強めの洗顔をしている
- ニキビ跡が多い
TYPE 5:あなたはたるみ毛穴タイプ!?
- 30歳以上である
- 毛穴が縦長に開いている
- ほうれい線やたるみも気になる
- 肌がカサカサする
- 朝起きて、顔に枕や布団のアトがついてなかなか取れない
- 肌にハリがなくなってきた
- 頬の毛穴が目立ってきた
いかがでしたか?チェック箇所が多いものが、あなたの毛穴タイプです。
毛穴のタイプによってケア方法は変わってきます。
それぞれの原因とケア方法についてまとめてみました。
正しいケアをして、つるりん毛穴を目指しましょう!
TYPE 1:あなたは乾燥毛穴タイプ!乾燥毛穴の原因とケア方法
乾燥毛穴の原因は、肌の乾燥です。
乾燥で肌がカサつき、毛穴の周りがシワっぽく落ちくぼんでいる状態です。
肌の水分が不足してキメが乱れ、毛穴が落ち込みへこんでしまうので毛穴が大きく見え目立つのです。
へこんだ影で毛穴が濃く見えてもしまいます。
たるみ毛穴と区別がしにくい乾燥毛穴ですが、見分け方は毛穴の形です。
たるみ毛穴は毛穴が縦長に伸びていますが、乾燥毛穴は丸いままで大きくへこんでみえます。
また、入浴した直後に毛穴が目立たなくなるのも乾燥毛穴の特徴です。
どうしたらいい?乾燥毛穴タイプのケア方法
乾燥毛穴タイプは、まずは何より保湿が重要です。
保湿して水分を保ち守る力を補ってあげれば、肌のキメも整い毛穴も目立たなくなってきます。
肌の水分不足が原因だから、化粧水をたっぷり付けて水分を与えればいいと思うかもしれませんが、これは間違いです。
逆に乾燥を悪化させてしまいます。
化粧水で一旦は潤ったように感じるかもしれませんが、そのままだと化粧水の水分と一緒に肌の水分も奪って蒸発してしまうのです。
乾燥を気にしてスプレータイプの化粧水を吹きかけている人がいますが、全くの逆効果なのですぐに止めてください。
するにしても、必ず乳液などで蓋をして、蒸発しないように心掛けましょう。
乾燥ケアの考え方としては、まず肌の保水力低下を補ってあげます。
肌のキメが乱れ角質層がスカスカになって、水分がどんどん蒸発している状態です。
蒸発を防いであげる保湿ケアが最優先です。
セラミドやヒアルロン酸が配合された保湿成分の高い化粧水や乳液でケアしてください。
必ず蒸発して乾燥しないよう、化粧水だけで終わらず乳液で蓋をしてください。
また、洗顔やクレンジングのしすぎもよくありません。
皮脂を取り過ぎたりゴシゴシ摩擦で肌を傷めていることも乾燥毛穴の原因です。
詳しくは『あなたの乾燥肌はどのタイプ?タイプ別乾燥肌の簡単ケアまとめ!』を参考にして、あなたにあった乾燥ケアを正しく行ってください。
乾燥肌が改善されると毛穴も同時に改善されて目立たなくなってきます。
TYPE 2:あなたは皮脂毛穴タイプ!皮脂毛穴の原因とケア方法
皮脂毛穴の原因は、過剰な皮脂分泌です。
過剰に分泌される皮脂によって毛穴が押し広げられた状態です。
触ってもザラつきはなく、角栓や汚れがあるわけではないのに、毛穴が大きく広がってみえます。
この過剰な皮脂は、生まれつき皮脂腺が大きく皮脂の分泌が多い場合と、成長ホルモンの影響の場合、乾燥による場合の3つの可能性があります。
生まれつき皮脂腺が大きい人は、もともとの体質的なものです。
毛穴の大きさも個人差がありますし、なかなか対策は難しいタイプです。
多くの皮脂を分泌する体質によって、毛穴が押し広げられています。
成長ホルモンの影響の場合は、10代など成長著しい時期に多くみられます。
男性ホルモンが活発になると皮脂が多く作られやすい傾向があります。
20代を超えても皮脂が多く分泌されている場合は、隠れ乾燥肌(脂性敏感肌)かもしれません。
本当は肌がとても乾燥していて、乾燥から肌を守ろうとしてたくさんの皮脂を分泌します。
なのに私達はオイリーに感じあぶらとり紙や洗顔によって、せっかく作った皮脂を洗い流してしまいます。
すると、肌はまた慌てて皮脂を作るという悪循環を繰り返しています。
過剰分泌の繰り返しで毛穴は大きく広がってしまいます。
どうしたらいい?皮脂毛穴タイプのケア方法
皮脂毛穴タイプは、過剰な皮脂分泌を抑えることが重要です。
生まれつき皮脂腺が大きい人は、もともとの体質的なことですので、ケアで対策をとるのは難しいです。
でも、ビタミンC誘導体の配合された化粧品を使うようにしてみてください。
ビタミンC誘導体は、皮脂の分泌を抑え毛穴を引き締める効果があります。
そして、脂っぽいものの食べ過ぎを控え、十分な睡眠をとるようにしてください。少しは変わってくると思います。
成長ホルモンの影響による10代の過剰皮脂分泌は一時的なもので、20代になると落ち着いてきます。
なので、あまり気にしすぎないようにしましょう。オイリーに感じても、過剰なケアは止めてください。
皮脂の取り過ぎは逆効果です。洗顔料を使っての洗顔は、夜の入浴時の1回にとどめ、朝はぬるま湯で優しく洗うくらいで十分です。
あまり毛穴や肌に過敏になりすぎて、触れ過ぎないでください。
隠れ乾燥肌(脂性敏感肌)の人は、肌の乾燥を理解して皮脂のケアのしすぎを止めてください。
乾燥を防ごうと分泌される皮脂を取り過ぎたりと、正常な肌環境に整えようとする治癒の働きを邪魔しないようにしましょう。
しばらくすると正常な皮脂量に戻ってきます。
乾燥肌を改善していけば、毛穴も改善されてきます。
隠れ乾燥肌(脂性敏感肌)については、乾燥メカニズムやケアの仕方を含めて、詳しくは『あなたの乾燥肌はどのタイプ?タイプ別乾燥肌の簡単ケアまとめ!』にまとめていますので、参考にしてください。
TYPE 3:あなたは角栓毛穴タイプ!角栓毛穴の原因とケア方法
角栓毛穴の原因は、毛穴に詰まった角栓です。
触るとザラザラしたり、毛穴から白いニョロニョロが出てきたり、黒いボツボツが気になって目立ってきます。
角栓とは、古い老廃物である角質と余分な皮脂が混ざり合って固まったものです。
毛穴からポツポツ出てくる白いニョロニョロがそうです。
この角栓が毎日の洗顔で毛穴から落としきれずに残り、大きくなって毛穴を押し広げています。
白ニキビも角栓が詰まったことが原因によってできます。
黒いポツポツのイチゴ鼻も角栓が酸化したものです。
角栓ができる原因も多々あります。角栓についての詳しい説明は『気になる毛穴の白いニョロニョロの正体と、できちゃう原因はこれだ!』にまとめていますので参考にしてください。
どうしたらいい?角栓毛穴タイプのケア方法
角栓毛穴タイプは、角栓を徐々に小さくしていくケアをしましょう!
角栓は、古いタンパク質の老廃物である角質が7割を占める主な成分なので、普通の洗顔やクレンジングでは落とせません。
だから、溜まりやすくケアの仕方も難しいです。
毛穴パックやピンセットなどで角栓を引っこ抜いてしまいたくなりますが、とても良いケアとは言えません。
引っこ抜かれた毛穴はポッカリと穴が開いたままで逆に毛穴が目立ってしまいます。
それだけではなく、周りの健康な肌を傷めてしまったり、皮脂も剥がしてしまうので乾燥がひどくなったりして余計に角栓が溜まりやすくなってしまいます。
一気に角栓を取り除いてしまうのではなく、自然に角栓が剥がれやすくなる健康的な肌にしていくケアを心掛けましょう。
毛穴を柔らかくして角栓を取りやすくする方法や、タンパク質を分解してくれる酵素洗顔、オイルパックなど角栓のケアもいろいろあります。
詳しくは『気になる毛穴の白いニョロニョロを取る5つの正しい方法』を参考にしてください。
TYPE 4:あなたはメラニン毛穴タイプ!メラニン毛穴の原因とケア方法
メラニン毛穴の原因は、メラニン沈着です。
毛穴が黒くなって目立つけれど、触ってもザラつきはない状態です。
紫外線による日焼けや、外的刺激による炎症で毛穴にメラニンが過剰に発生してそのまま沈着してしまったものです。
いわゆる、毛穴にできたシミです。
健康な肌であれば、肌の再生で古い角質と一緒にシミも剥がれてくれるのですが、加齢などにより新陳代謝が悪くなるとそのまま残ってしまいます。
角栓が酸化したイチゴ鼻と間違えやすいですが、ザラつきがなければメラニン毛穴です。
なので、せっせと角栓や皮脂などのケアをしても効果はありません。
メラニン毛穴のケアに切り替えてください。
どうしたらいい?メラニン毛穴タイプのケア方法
メラニン毛穴タイプは、美白のケアとUVケアを徹底することが重要です。
メラニン毛穴はシミです。他の部位にできるシミと同じように美白のケアを行ってください。
ハイドロキノンやビタミンC誘導体など美白成分が配合された化粧品を使って、シミを薄くしていきながら予防もしましょう。
シミについての詳しい説明は『気になるこのシミ…お金をかけずカンタンにシミを消す方法はないの?』を参考にしてください。
それと同時に、日に焼けないようUVケアも徹底しましょう。
紫外線が強いのは夏だけではありません。1年を通して浴びています。
特に鼻は紫外線が当たりやすいので、メラニン毛穴になりやすいのです。
それに、鼻は何かと触ってしまいがちです。日焼け止めも取れやすかったり、触った刺激でメラニンを作りやすくなっています。
まめに日焼け止めを塗り直したり、あまり鼻を触らないようにしましょう。
紫外線についての詳しい説明は『もう焼きたくない!紫外線対策についての基本データまとめ』を参考にしてください。
TYPE 5:あなたはたるみ毛穴タイプ!たるみ毛穴の原因とケア方法
たるみ毛穴の原因は、肌の老化です。
丸かった毛穴が、重力に引っ張られて縦長に伸びてしまった状態です。
加齢や紫外線のダメージなどによって、肌を支えている真皮組織のコラーゲンが減ってしまい、支えきれなくなって肌がたるみ下がってきます。
すると、毛穴も一緒に引っ張られて伸びるので目立つようになります。特に頬などがなりやすいです。
コラーゲンは50歳をすぎると20歳の時に約半分にまで減ってしまうといわれています。
コラーゲン減少の要因の一旦はまたもや紫外線が影響しています。
加齢でコラーゲンは減少していく一方なのに、紫外線が真皮を攻撃してコラーゲンを壊していくのです。
どうしたらいい?たるみ毛穴タイプのケア方法
たるみ毛穴タイプは、まずはコラーゲンの減少をなるべく食い止める事が重要です。
まず思い浮かべるのは、コラーゲンサプリやドリンクを飲んだり、コラーゲン配合の化粧品を使ってケアしたり、コラーゲンを多く含む食べ物を摂るといった方法でしょうか。
コラーゲンを直接摂っても、体内でそのままコラーゲンとして働いてくれるのはたった3割程度です。
コラーゲンは体内で1度アミノ酸に分解されてしまうのです。あまり効果的な方法ではありません。
コラーゲン配合の化粧品も、肌に直接塗ってもコラーゲン分子が大きいので、真皮まで届きません。
サプリや食事、化粧品で効果的なのは、体内でコラーゲンを増やす作用のあるものを摂ることです。
サプリや食事なら、タンパク質・ビタミンC・鉄の要素を含んだ食材をバランス良く摂れば、体内でコラーゲンを作り出してくれます。
化粧品であれば、ビタミンC誘導体やナイアシンなどが配合された抗酸化化粧品を選んでください。
コラーゲンを増やす成分が配合されていて、尚且つ肌の老化を予防してくれます。
そして、ここでも出てくる紫外線!コラーゲンの敵ですのでUVケアは必須です。1年を通してケアをしてください。
あと、たるみを食い止めるための表情筋を鍛えるエクササイズも効果的です。
コラーゲンの減少を食い止める食事や化粧品、たるみ防止のエクササイズなどを詳しく説明している『気になるおでこのシワをお金をかけずに消す11の方法!』を参考にしてください。
まとめ