ほうれい線があるだけで、かなり老けて見えます。
口もとはどんな表情にも関係してきますし、メイクで誤魔化すのも難しいので悩みも深いです。
できてしまったほうれい線…どうすることもできないのでしょうか?
まずは敵がナニかを知る!ほうれい線ができるメカニズムをしっかり調べました。
手っ取り早く美容外科でプチシワ取りしたり、エステも良いですが、今回はお金をかけずに無理なく日常生活の中で簡単にできるほうれい線を消す方法を探してみました。
ほうれい線ができる原因は何?
ほうれい線は簡単にいうと、顔のたるみです。
口元付近のたるみがシワになったのをほうれい線といいます。
ほうれい線ができる原因は、厄介なことに一つではありません。
いくつかあげていきましょう。
加齢によるコラーゲンの減少
コラーゲンは、肌の弾力やハリを保ってくれるタンパク質です。
肌を内側から支えている真皮組織の70%をコラーゲンが占めています。
このコラーゲンが減少すると、肌の基礎土台の真皮が崩れるので、シワやたるみが目立ってきます。
10〜20代は何もしなくてもコラーゲンがたっぷり保たれて肌プリですが、30代からは肌も衰えはじめコラーゲンは減少してしまいます。
それを補うお手入れが必須となってきます。
紫外線によるダメージ
紫外線が肌の基礎土台となる真皮にダメージを与えコラーゲンを壊し、肌の水分まで奪って、シミやシワを誘発します。
紫外線については『もう焼きたくない!紫外線対策についての基本データまとめ』にまとめていますので参考にしてください。
肌の乾燥
肌の表面の角質層をうるおい保湿してくれる脂質や、肌のツヤや滑らかさを出してくれる皮脂が少なくなってしまうと、肌が乾燥してしまいます。
肌が乾燥してしまうと肌バリア機能が低下し、紫外線のダメージをモロに受けやすくなります。
脂質や皮脂は肌の敵的な扱いですが、肌の健康を保つには必要なものですので、ケアのしすぎには注意が必要です!
筋肉の衰え
顔には30種類以上の筋肉があり、表情筋といわれています。
口角をあげて笑ったり、まばたきや口を動かしたりできるのはこの表情筋のおかげです。
知ってますか?なんと毎日1Gの重力が表情筋にかかっているそうです!
その影響を受けながら、加齢で筋肉も衰えてくると…顔がたるんできます。
特にほうれい線に関係してくるのが、大・小頬骨筋(だい・しょうきょうこつきん)と、上唇挙筋(じょうしんきょきん)です。
重力や加齢に負けないように、この筋肉を鍛える必要があります。
トレーニング次第で、表情筋の多くは自分の意思で動かせるようになります。
喫煙によるダメージ
そもそもタバコは百害あって一利なし!ですけどね。
タバコに含まれるニコチンが血行を悪くし、栄養素や酸素がうまく行き届かなくなったり、老廃物を排出できなくなったりと、肌に良くないダメージを与えてしまいます。
また、活性酸素も増えるので老化の原因になってしまいます。
喫煙者特有のスモーカーズ・フェイスという顔つきになると、肌はくすみシワも多く…と、かなり老けてみえます。
こうなりたくなければ、すぐ禁煙しましょう!
ストレスによるダメージ
ストレスを甘くみてはいけません!
誰もが何らかのストレスを抱えている時代ですが、肌の敵なのを気付いていますか?
ストレスを感じやすい人は、体内で活性酸素を多く作られるので老化が進んでしまうのです。
また、ストレスが続くと、女性ホルモンのバランスも乱れがちとなり、新陳代謝も低下し肌に直結するダメージとなります。
気付いているストレス、気付いていない(気付かないフリの)ストレスを、もう一度洗い出して取り除きましょう。
解決が難しいのであれば上手く発散する方法を見つけてください。
ストレスにフォーカスすると引き寄せてしまうので、どうしたら自分が楽しく生活できるのかという視点で考えましょう!
急激なダイエット
ダイエットをして痩せたら、ほうれい線が目立ってきたという話はよく聞きます。
これは、太っていた時の肌から痩せて、脂肪が減って縮んだためにおこる肌のたるみです。
でも大丈夫!ダイエット直後はすごく気になると思いますが、日々の肌の再生で痩せた肌に合うように縮んでくれます。
ただ、無理なダイエットで肌を健康にする必要な栄養素や水分が不足していると、ほうれい線は消えません。
健康的なダイエットを心掛けてください!
睡眠不足
睡眠中に肌の再生が行われます。
よく言われるのがゴールデンタイム。
夜10時〜深夜2時のこの4時間で肌再生が活発に行われるといいます。
夜10時に寝られる環境の人はそうそういないですよね。
最近有力説になってきているのが寝付いて3〜4時間。
この時間に質の良い睡眠をとれば、肌の再生が無駄なくスムーズに行われます。
そして1日トータルで7時間前後の睡眠をとれれば、肌にも身体にも理想です。
7時間って結構長いですね。夜更かしで睡眠時間が削ってウダウダ活動していると、肌の再生に必要なエネルギーがウダウダ活動に分散して使われてしまいます。
また、質の良い睡眠とはどういう睡眠なのでしょう。
ベッドに入っても、ゲームをやったりスマホを見たりして、脳や神経が落ち着かない状態だと、眠りも浅く寝付きも悪くなります。
脳や神経をゆったりさせてから眠りに入る事を心掛けてください!
少なくとも眠る30分前までにスマホは手放して、リラックスしましょう。
肩や首のコリ・目の疲れ
肩や首のコリは、背中や肩・首にかけて筋肉が緊張し血行が悪くなって疲労物質や老廃物が溜まった状態です。
ほうれい線で悩む人の大多数が、肩や首のコリを慢性的に抱えています。
パソコンやスマホが必須アイテムになって、よりこのコリは蔓延してきました。
血行が悪くなると栄養素や酸素がうまく行き届かなくなったり、老廃物を排出できなくなってしまいます。
顔へのパイプ役の肩や首が血行悪くなると、もちろんのこと顔にも影響があるわけです。
肌のくすみやたるみの原因となり、ほうれい線も目立ってしまいます。
なるべく同じ姿勢で長時間いることを避け、適度な運動をしたり血行をよくする食事を摂るように心掛けてください。
目の疲れも同じメカニズムです。
目のまわりの筋肉が緊張して血行が悪くなってしまうのです。
パソコンやスマホの長時間使用は目の疲れになります。
同じ距離でしかモノを見ない状態は目にとってあまり良い状態ではありません。
適度に眼球を動かしたり、近くや遠くをバランス良く見ることを心掛けてください。
目・肩・首を温めるのもいいです。
ほうれい線ができる原因のまとめ
ほうれい線の原因は結構あります。
ほうれい線と一言で片づけられない感じですね。
少しでもほうれい線のない若々しい顔にするために、何ができるでしょう?
何をすればほうれい線を消せるのでしょうか。
カンタン!ほうれい線を消す方法
ほうれい線の原因がわかった所で、今度はほうれい線を消す方法について調べてみましょう。
手っ取り早いのはエステやプチ整形です。
不足したコラーゲンやヒアルロン酸を一発注射でカンタン若返り!…も有りですが、結構お金がかかってしまいます。
ここでは、お金をあまりかけず、日常生活でできるほうれい線を消す方法に特化します。
①笑ってほうれい線を消す
まあ!カンタン!笑うだけで良いんです。
表情筋を意識してたくさん笑うのです。
日常生活をしていると、表情筋はだいたい30%ぐらいしか使っていないそうです。
表情筋は使わないと老化したるんでしまいます。
たるんでしまうとシワが深くなってしまいます。
たくさん笑いましょう!色々な表情をしてみましょう。
面白いことに、表情筋を使うとリラックス効果があり、ストレスを軽減できるそうなんです!
まったくお金を使わずほうれい線を消せて、ストレスも減って、さらに笑顔の多い素敵女子のイメージまでもれなく手に入ります!
これ良くないですか?
②舌回しでほうれい線を消す
これも超簡単です!目と閉じた口の中で舌をゆっくり大きく回すだけ。
表情筋である眼輪筋と口輪筋をしっかり鍛えることで、たるみをなくしてほうれい線を消します。
他にも、顔の歪みが直り左右均等になったり、かみ合わせが良くなり頭痛がとれたり、目のまわりのやアゴのたるみが改善されたりと、嬉しい効果がたくさん!
これなら、ちょっとした時間でチャチャっとできますね。
わかりやすい舌回しのやり方の動画を探してみました。
一番簡単で参考になったのは、表情筋のカリスマである宝田恭子さんの動画です。
是非参考にしてみてください。
【動画】宝田式舌回しエクササイズ
③ペットボトルでほうれい線を消す
500mlのペットボトルを使ったトレーニングです。
家にある500mlのペットボトルの中に、100mlの水を入れフタをします。
ペットボトルの飲み口を、唇だけでくわえて持ち上げます。
2〜3分頑張って持ち上げ続けてください。
ポイントは歯を使わずに唇の力だけで持ち上げることです。それを1日3セット行ってください。
表情筋である口輪筋がしっかり鍛えられて、ほうれい線が消えます。
これも自宅で簡単にできますね。
④ほうれい線を消すツボ
ほうれい線に効くツボは3つあります。
巨りょう(こりょう)
目から垂直に下に向かうラインをイメージしてください。
さらに両小鼻から外側に向かうラインをイメージし、交わった地点が巨りょうです。
ここを指の腹で軽く5秒押しゆっくり離します。これを5セットを目安に行ってください。
巨りょうは、口や目の歪みをもどし、頬のたるみやむくみをとります。
さらに、皮脂の分泌を正常化するツボでもあるので、乾燥肌やアブラ肌の悩みも解消してくれます。
地倉(ちそう)
口角のすぐ外側にあるのが、地倉です。
ここを指の腹で軽く5秒押しゆっくり離します。これを5セットを目安に行ってください。
地倉は口元の筋肉をほぐし、顔のむくみをとります。
気の巡りも良くなり口角を上げます。さらに嬉しいことに、食欲を抑える効果もあるようです!
下関(げかん)
耳の付け根の近くで、口を開けたときに持ち上がる部分にあるのが下関です。
指の腹で上に押し上げる感じでゆっくりほぐしてください。
血行が良くなり新陳代謝を活発にし、たるんだ筋肉を引き上げてくれます。
また下関は、若返りのツボともいわれています!どんどん押しましょう!
ここで注意点!
この3つのツボを気持ちがいいと感じる加減で行ってください。
あまり強く押しすぎると、シワが増える原因になってしまうかも!
⑤マッサージでほうれい線を消す
面倒臭がりの人にも続けられるマッサージを探してみました!
文章による説明より動画の方がわかりやすいと思いますので、こちらを参考にしてください。
【動画】ほうれい線を消す!たったの3分間でたるみ解消!セルフエステマッサージ
【動画】ほうれい線消すマッサージ!エクササイズ!たった1分でパッとケア方法
⑥サプリメントでほうれい線を消す
加齢によって不足したコラーゲンをサプリメントで補う方法もあります。
少し前までは、コラーゲンはサプリで摂取しても、体内でアミノ酸に分解されてしまうので意味がないといわれてきました。
しかし、最近になってプロリンというアミノ酸の一種を摂ることでコラーゲンを生成できるといわれています。
プロリンはローヤルゼリーやゼラチンなどに含まれています。
プロリンのサプリも販売されていますので、摂取してみるのも手です。
コラーゲンの生成を助けてくれる成分としては、他にもリコピンやビタミンCがあります。
トマトに豊富に含まれているリコピンは、肌の酸化を防いでくれたり、紫外線からコラーゲンの減少を守る働きをしてくれると同時に、あまり知られていませんが、コラーゲンを増やす働きもあるのです。
ビタミンCは、コラーゲンが作られる時に必要不可欠な成分です。
ビタミンCが不足するとコラーゲンは生成できないのでビタミンCとコラーゲンは必ずセットで摂取してください。
コラーゲンは体内で生成されるので、プロリン・リコピン・ビタミンCを摂ることでコラーゲンの生成を補助してあげましょう!
⑦乾燥を防ぎしっかり保湿でほうれい線を消す
肌が乾燥してしまうと肌の再生が遅れるので、シワやシミの原因になってしまいます。
肌の水分を十分保湿してほうれい線を消しましょう!
保湿ケア化粧品の選び方としては、高保湿成分のセラミドやヒアルロン酸などが含まれているものを選びましょう。
肌に潤いと水分を与え、水分の蒸発を防ぐ働きをしてくれます。
また、ビタミンC誘導体やレチノールやプラセンタエキスなども、肌の再生を促進し肌のツヤやハリを与えてくれるので、ほうれい線に効果的です。
効果がではじめるまでの目安は2ヶ月です。まず最低2ヶ月間は続けてみてください。
ローションマスクでしっかり浸透させるのも1つの方法です。定期的に使用して肌の乾燥をケアしてください。
⑧食生活改善でほうれい線を消す
意識的に食事でコラーゲンを多く含むものを摂って、ほうれい線を消しましょう!
コラーゲンが多く含まれている食べ物
牛すじ・豚足・鳥皮・手羽先・鳥なんこつ・うなぎ・鮭の皮・鯛・フカヒレ・貝類などです。
サプリメントの項目でも書きましたが、ビタミンCはコラーゲンを生成するのに必要な成分です。
コラーゲンを多く含む食べ物とセットでビタミンCを一緒に摂取してみてください。効果的です!
ビタミンCが多く含まれている食べ物
ブロッコリー・レモン・みかん・柚子・イチゴ・キウイ・アセロラ・じゃがいも・サツマイモなどです。
⑨ローラー型美容機器でほうれい線を消す
ローラー型美容機器は最近では必需品となっているので使用している方も多いのではないでしょうか。
あまり使われず凝り固まっている表情筋をローラー型美容機器でほぐします。
血行も良くなり、肌再生もスムーズに行われるためほうれい線は消えリフトアップもします。
効果的なローラー型美容機器の使い方を知っておきましょう。
コロコロするオススメのタイミングは、お風呂上がりです。
血行が良くなるので表情筋もほぐれやすく、肌も最高に清潔です。
しっかり化粧水などで保湿してから、ローラー部分を上にして持ち、下から上に向けて転がします。
気持ち良く感じる強さで転がしてください。
あまりに強く転がしたり、長時間やり過ぎたりすると逆効果です。
『気になるこのシミ…お金をかけずカンタンに消す方法』でも詳しく書いていますが、刺激を与えすぎると、活性酸素が発生しメラニン色素が溜まりシミになってしまいます。ご注意ください。
⑩ごま油うがいでほうれい線を消す
ごま油で30秒うがいをするだけで、ほうれい線が消え肌にハリが出るそうです!
ごまに含まれる抗酸化物質のゴマリグナンが老化原因の活性酸素を取り除いてくれるのです。
ごま油うがいのやり方は、白ごま油を100度以上熱します。その後よく冷まします。
大さじ1杯を口に含んで30秒ガラガラうがいをするだけ!これもメチャクチャ簡単ですよね。
食事ではなくうがいをする大きな理由は、舌の裏側からゴマリグナンが体に吸収されやすいからだそうです。
そして、焙煎したごま油ではなく白ごま油を使うのがポイントです!試してみてください。
まとめ