老眼になってみると、本当に不便ですよね。
- 買い物に行っても、食品表示が小さくて読めない
- 新聞の文字が読みづらい
- 本や雑誌が読みづらい
- 取扱説明書は読む気にすらならない
- スマホの文字が読みづらい
- 手元の細かい作業がやりにくくなった
- 暗くなるとさらに見えにくい
- すぐ目が疲れてしまう
…などなど。
老眼は目の老化です。
水晶体と毛様体筋、虹彩が老化し本来の働きをできなくなってしまった事が主な原因です。
老眼の症状と原因については『近くの文字見えにくい?あなたも老眼かも!老眼の症状と原因について』で詳しくまとめていますのでそちらを参考にしてください。
年齢を重ねて仕方がないこととはいえ、出来る事なら老眼の進行を遅らせたいですね。
老眼を遅らせ改善させる方法の一つとして、毛様体筋や虹彩など目の周りの筋肉を鍛えることがあげられます。
目の周りの筋肉をストレッチやトレーニングでほぐし鍛えることで、筋力を取り戻し水晶体を調整する本来の働きをスムーズにできるようにしてあげるのです。
仕事の合間などでできる簡単なストレッチやトレーニングをピックアップしてご紹介します。
是非、試してみて老眼を改善させましょう!
目のストレッチ
日頃から同じような距離のものを長時間凝視しがちなので、目の周りの筋肉は常にコリッコリの緊張状態です。
目がこると血行が悪くなってしまいます。
老眼を早めてしまうのは、目の周りの血行の悪さにも原因があります。
まずは目のコリをほぐし、目の周りの血行を良くしましょう。
簡単にできる目のストレッチ動画がありますので、コチラを参考にしてください。
- 目を軽く閉じる
- 目を閉じたまま、顔を動かさず眼球だけ左右、上下に動かす
- 目を閉じたまま、左に1回転、右に1回転と大きく回転させる
- 目を開ける
- 目を開けたまま、顔を動かさず眼球だけ左右、上下に動かす
- 目を開けたまま、左に1回転、右に1回転と大きく回転させる
これなら仕事の合間でも簡単にできるので、目が疲れたなと思ったらちょっとやってみてください。
目のコリをほぐし血行を良くしてあげる習慣をつけるだけでも、老眼の進行をずいぶん遅らせてくれます。
外眼筋のトレーニング
眼球は上や下、右左などに動かせるのは、6本の筋肉のおかげです。
内直筋、外直筋、上直筋 、下直筋、上斜筋、下斜筋とあり、まとめて外眼筋と呼ばれています。
この外眼筋も年齢とともに老化し柔軟性がなくなって動きが悪くなってきます。
すると近くを見るため両目を内側に寄せる「寄り目」ができにくくなります。
老眼はこの寄り目がスムーズにできなくなることも原因としてあげられるのです。
また、同じような距離のものを凝視しがちな生活習慣で常に緊張状態で血行が悪くなっています。
外眼筋のコリをほぐし血行を良くしてあげるとともに、簡単なトレーニングで鍛えてあげましょう。
簡単にできる外眼筋のトレーニング動画がありますので、コチラを参考にしてください。
緑色の球を、顔を動かさないようにしながら眼だけで追うようにしてください。
日頃どれだけ眼球を動かしていないのかを思い知らされます(汗)。
最初は速さについていけないかもしれませんが、短時間なので諦めず続けてみてください。
毛様体筋のトレーニング
目のピントを調節する毛様体筋も年齢とともに老化してきて柔軟性がなくなり動きが悪くなってしまいます。
また、同じような距離のものを長時間凝視しがちなので、毛様体筋は常に緊張状態でコリ固まっています。
緊張をといて毛様体筋を緩める簡単なトレーニングでリラックスさせてあげましょう。
簡単にできる毛様体筋のトレーニング動画がありますので、コチラを参考にしてください。
- 目の前15cm(目の近くでピントが合う所)くらいに人差し指を立てて両目で見る
- 人差し指をたてたまま腕を伸ばし、両目でみる
- 人差し指から目を離し、さらに奥の遠くを両目でみる
これを3回繰り返します。3箇所でしっかりピントを合わせることが重要です。
ゆっくりでいいので毛様体筋をほぐしてあげましょう。
目の疲れにも効果があるので、仕事の合間でもやってみてください。
虹彩筋のトレーニング
瞳孔は入ってくる光の量を調節しています。
その瞳孔の大きさを調整しているのが虹彩筋です。
暗い場所では虹彩筋が縮み瞳孔を大きくして光量を多く集め、明るい場所では虹彩筋が伸びて瞳孔を小さくして光量を少なくします。
虹彩筋も老化とともに動きが悪くなってきます。
すると、十分な光量を水晶体に送れなくなってしまい、暗い場所が見えづらくなったり、急に日差しを浴びてまぶしく感じたりします。
虹彩筋も簡単なトレーニングで鍛えることができますので、是非やってみてください。
まずは電気スタンドを用意します。電気スタンドがない場合は、部屋の蛍光灯でも大丈夫です。
明暗差があるほうが効果があるので、電気スタンドや部屋の蛍光灯以外が消します。
- 電気スタンドや部屋の蛍光灯から20〜30cm離れた位置に座る
- 電気スタンドや部屋の蛍光灯の光を、目を閉じたまぶた越しに約5秒間感じる
※この時直接電気スタンドや部屋の蛍光灯の光を見ないでください。 - 両目を手で覆って、できる限り光を遮り暗さを約5秒間感じる
②と③を10回繰り返します。
たったこれだけで虹彩筋が縮んだり伸びたりして鍛えられます。簡単ですので、夜にでもやってみてください。
まとめ