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そのシミは美白化粧品でケアできるシミ?できないシミ?

そのシミは美白化粧品でケアできるシミ?できないシミ?












ほとんどの美白化粧品は、シミを予防する成分しか配合されていません。

シミを予防するアイテムだと思って使用してください。

薬用とか医薬部外品と表示してあるものは、厚生労働省が認めた美白に有効な成分が規定量配合されているので、ただの化粧品よりはある程度の効果が見込めます。

その薬用や医薬部外品の美白化粧品を使っても一向にシミに効果がない場合もあります。

シミにも幾つかタイプがあり、美白化粧品の美白成分が効くシミと効かないシミがあるのです。

あなたがお悩みのシミは、どのタイプのシミでしょうか。

シミのタイプによってケアの仕方は変わってきますので、しっかりご自分のシミの正体を知って正しいケアをしましょう!
 

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シミにもタイプがある

よく頬骨まわりやこめかみなどにできる忌々しいシミ。このシミにも幾つかのタイプがあるんです。

できる原因やケアの仕方もそれぞれ違います。

なので、あなたの悩みであるそのシミが、どのタイプなのかを知らないと正しいケアはできません。

まずはシミの種類について理解していきましょう。

シミは医学的に6つのタイプに分類されます。

  • 老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)
  • 脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)
  • 雀卵斑(じゃくらんはん)
  • 炎症性色素沈着(えんしょうせいしきそちんちゃく)
  • 肝斑(かんぱん)
  • 花弁状色素斑(かべんじょうしきそはん)

それぞれ原因や特徴、美白化粧品での効果の有無など詳しく見ていきましょう。

老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)

原因

長年浴びてきた紫外線のダメージが蓄積されてできてしまうシミで「日光性黒子」ともいわれています。

原因は紫外線なので、紫外線対策の見直しが必要です。

特徴

シミの中でこのタイプがもっとも多く、40代くらいから顔や手、腕や背中などにできてきます。

顔では頬骨のあたりやこめかみにできやすく、だいたい数mm〜数十mmくらいの大きさで丸っぽい形をしています。

色はできはじめ薄い茶色で、ドンドン濃くなってハッキリと目立ってきます。

美白化粧品の効果

できはじめの薄い茶色いものに効果があります。

ターンオーバーを促すL-システインやビタミンC誘導体が配合されている化粧品を選びましょう。

でも、濃く定着したものには効果が見込めません。

できてしまったシミの治療法

輪郭がハッキリしたシミは、レーザー治療でしか消せません。

脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)

原因

一度できてしまったシミを放置し長年紫外線を浴び続けたことにより、表皮基底細胞の遺伝子に異常が起こり皮膚が盛り上がってきたイボのようなものです。

老人性色素斑から何年か経って脂漏性角化症になることもあるので、紫外線対策の見直しが必要です。

特徴

40代くらいから加齢とともに増え、顔や頭部、デコルテなど陽があたる部分にできやすいです。

だいたい数mm〜数cmくらいの大きさで、肌の表面が膨らんできます。ほんのわずかな盛り上がりのものから、イボのようにハッキリしたものまで色々あります。

色は薄い茶色から黒色で、放っておくと大きくなります。

美白化粧品の効果

肌自体が変化しているので、美白化粧品での効果はありません。

できてしまったシミの治療法

レーザー、液体窒素による凍結、電気メス切除、電気焼却などの治療が必要です。

雀卵斑(じゃくらんはん)

原因

いわゆるソバカスのことで、紫外線に弱い遺伝子が受け継がれる遺伝するものと、紫外線の影響によってできるものの2種類あります。

特徴

色白の人に多く見られ、顔や背中、肩やデコルテなどにできやすいです。

顔では鼻や頬まわりにできやすく、数mmの細かく小さな三角や四角い形をしていて色は濃い茶色です。紫外線を浴びると色は濃くなってきます。

遺伝的なものは幼少期から思春期にかけてピークに増え、そこから年齢とともにだんだん薄くなっていく傾向があります。

大人になってできるのは紫外線の影響です。

美白化粧品の効果

美白成分である程度予防できますが、遺伝的なものが強い場合は完全には予防できません。

美白ケアと同時にしっかり紫外線対策をしましょう。

できてしまったシミの治療法

レーザーや光治療で消せますが、再発することもあります。

炎症性色素沈着(えんしょうせいしきそちんちゃく)

原因

ニキビや虫刺され、湿疹や火傷、傷など肌が炎症を起こし、その跡が色素沈着したものです。

毛抜きなどで毛を抜いていると、毛穴の周りが炎症を起こして黒く跡が残ることもあります。

特徴

年齢や部位など関係なく肌が炎症を起こした場所にできるシミです。

顔ではニキビができる頬やアゴなどにできやすかったり、虫にかまれやすい手や足などにも跡が残りやすいです。

色は濃い茶色や黒に近い色で、一時的なものであればターンオーバーとともに消えます。

同じ場所に繰り返しできるニキビなどで慢性的な炎症が起きると真皮までダメージが到達してしまう場合もあります。

美白化粧品の効果

できはじめであればあるほど効果があります。

ビタミンC誘導体、アルブチン、リノール酸、プラセンタエキス、ハイドロキノンなどの成分の化粧品を選びましょう。

できてしまったシミの治療法

ピーリングケアが効果的です。

肝斑(かんぱん)

原因

女性ホルモンのバランスが乱れた時にできるシミです。

特徴

妊娠中や経口避妊薬(ピル)を服用した時、更年期の人にできやすいシミです。

目の下の頬骨あたりに左右対称に近い形でボヤっと広範囲にできることが多く、色は灰色や茶色などでくすんでみえます。

紫外線を浴びると濃くなることもあります。

美白化粧品の効果

美白化粧品がで十分効果あります。ピーリングなどと合わせてケアすると更に効果UPです。

できてしまったシミの治療法

レーザー治療は不向きで、漢方薬など効果が見込めます。

花弁状色素斑(かべんじょうしきそはん)

原因

海水浴などで強烈な紫外線を浴び日焼けした時にできるシミです。

特徴

色白で日焼けをした時に肌が赤くなる人にできやすいです。

日焼けしてからしばらくして現れてきます。首や肩、腕や背中にできやすく、数mm程度の大きさで花びらのような形をしており、色は茶色です。

背中など見えにくい場所にあるため気付きにくいです。

美白化粧品の効果

美白化粧品での効果は見込めません。

できてしまったシミの治療法

レーザー治療で消せます。

あなたのシミは美白化粧品で予防できる?

あなたのシミのタイプはどれでしたか?

シミによっては美白化粧品でケアできないものもありますので、シミのタイプをしっかり把握する必要があります。

美白化粧品で予防できるシミは、

  • 老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)
  • 雀卵斑(そばかす)
  • 炎症性色素沈着(えんしょうせいしきそちんちゃく)
  • 肝斑(かんぱん)

だけで、その他のシミのタイプは医療機関での治療が必要です。

もっとも多いシミのタイプは、紫外線の影響でできる老人性色素斑です。

できてしまったシミは消せませんが、美白化粧品でのケアと紫外線対策がしっかりできれば、十分予防はできます。継続してケアしていきましょう。

シミの色で色素沈着の深さがわかる

あなたのシミの色を観察してみてください。どんな色をしていますか?

シミの色でどこまで色素沈着しているのか深さがだいたいわかります。

比較的浅い表皮にある茶色や黒っぽいシミは、ターンオーバーでだんだん薄くなったり消えていきます。

美白化粧品がケアできるのは表皮までなので、ターンオーバーを正常に促す成分が配合されたものを使用すればある程度の効果と予防ができます。

灰色や青っぽいシミは、何らかの原因で真皮までメラニンが入り込んでいる状態です。

真皮は表皮のようにターンオーバーできないので自然治癒はなかなか難しいです。

これらは美白化粧品ではケアできませんので、気になるのであれば皮膚科で相談しましょう。

まとめ






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