【引き寄せの法則自由研究】では、引き寄せの法則をそれぞれの生活の中でイメージしやすいものに落とし込んで自由に実験・分析しながら『幸せを引き寄せるコツ』を研究しています。
引き寄せの法則はポジティブな感情が重要だといわれているけど、正直うまくポジティブでいられない経験をしている人も多いと思います。
【レポート003】では、なぜネガティブになってしまうのか、どうすればポジティブに良い気持ちを維持できるようになるのかについて分析していきたいと思います。
ずっとポジティブでいるって難しい!!
ポジティブって良い響きですよね。
明るくて、前向きで、肯定的で、元気で、楽しそうで、キラキラしている感じ。
そんな人がいたら友達になりたいし、自分もそんな人でありたいと思います。
ポジティブな思考から良い気分な感情が生まれるので、引き寄せの法則もポジティブが重要なんです。
では、実際の自分の感情状態を観察してみると…。
どちらかと言えばネガティブな方に偏っている気がします。
例えば、駅でオッサンがスゴい勢いでぶつかってきてムカムカと腹が立ったり、仕事でミスして気持ちが落ちクヨクヨ引きずってしまったり…、日々の生活の中で色々と起こる度に感情がネガティブになってしまう。
これじゃいかん、ネガティブはダメだと思って、ポジティブ思考に切り換えていこうと頑張ってみるのですが、意識すればするほど苦しくなってきて、もっとネガティブになったり、モヤモヤ、イライラしたりするんです。
ずっとポジティブでいるって難しい!!
ポジティブにいられない自分を責めたり否定して、さらなるネガティブサイクルに陥ってしまいます。
ナゼこんなにネガティブになってしまうのでしょうか。
自分の性格に原因があると思い、心理学の本を読みあさった時期もありました。
トラウマだ、インナーチャイルドがどうのとか、原因を過去に求めても親や周りの人、自分に対して怒りを感じていく一方で、結局このネガティブさは変わりません。
逆に気分がモヤモヤしてくるんです。
私が求めている答えはコレじゃないということだけは分かります。
一人でモヤモヤしていても仕方がないので、答えを探して本屋を彷徨う日々が続きました。
で、一冊の本と出会います。何故だかピカーン!(←宙(そら)師匠センサーが反応したんですね)と目に付き、気になったので購入してみたんです。
その本は、人間の脳の働きを簡単に解説されているものでした。
それを読んでみると、おお!そういうことか!と、モヤモヤが晴れて納得し、自分をダメだと決めつけていた思い込みから解放されたのです。
どんなことが書かれてあったかというと、
人間の脳は命を維持し守るために働くため、どうしてもネガティブに働きがちになるという事実です。
ネガティブに考えてしまうのは自分の性格は関係なく、脳の働きであって「当然」のことだったのです!
脳の働きについて
ここからは、宙(そら)師匠のアドバイスを元に私の解釈となりますが、外部からの刺激(自分の外側で起こるコトなど)に対して脳は3つのパターンで「命を守ろう」とします。
- 外部からの刺激に対して攻撃する
- 外部からの刺激に対して避難する
- 何が起こっても現状維持を優先する
イライラしたり腹が立ったりする場合は、「攻撃」パターンです。
人から(外部から)何かされた時、例えば駅で肩をぶつけられた時など、ムカッとしますよね。
これは外部からの攻撃を察知して、自分を守るために迎え撃つ攻撃態勢に入っているんです。
とっさに動けるように血圧をあげ、意識を張り詰め緊張状態になり戦う準備をしています。
また、恐怖や不安になったり、自己卑下する場合は、「避難」パターンです。
人から(外部から)何かされた時、例えばヒドい言葉を浴びせられた時など、怒りよりも悲しみや自分がダメだからという自己卑下することありますよね。
これは、自分を責めることで他人からこれ以上傷付けられるのを避け(ギリギリ最後のブロックです)、戦わずに逃げ出すことで自分を守っているのです。
そしてもう一つは、変化や進化を怖がってしまう場合もありますよね。それが「現状維持」パターンです
脳は極端に変化を嫌います。脳にとっては命を維持できている現状がベストだからです。
新しいことは経験がないので、命を守りきれないかもしれません。
なので変わらない選択をさせるように、上手くいかない可能性や不都合なことをあげ連ねて考えさせるので、ネガティブな思考が多くなるのです。
怒りっぽい自分も、クヨクヨしてしまう自分も、なかなか変えられない自分も、脳があなたや私を守ろうとしてくれている結果なのです。
とは言え、この脳の働きは人間がまだ現代のように豊になる前の原始的な反応なんですよね。
命の危険が回りにたくさんあった時代に発達したものなので、今の現代には当てはまらなくなってきているのも事実です。
だから過剰な感情の動きに私達は悩むのでしょう。
過剰な「攻撃」は、逆にトラブルの元になりかねませんし、過剰な「避難」や「現状維持」も自分を苦しめるだけです。
それでも、ネガティブな思考の原因が「脳」にあったと分かって、気が楽になりませんか?
ネガティブな感情は悪者?
どうしてもネガティブな感情って取り除きたくなってしまいますが、そもそもネガティブな感情は悪者なのでしょうか。
確かにネガティブな感情になると良い気分ではありません。なるだけ早く良い気分に切り換えたくなります。
ネガティブな感情を取り除こうとすればするほど、さらにモヤモヤしてしまうことありますよね。
けれど、ネガティブがないとポジティブもありません。
地球って正反対のものが対になっている空間なんです。
例えば、
- 男と女
- 雄と雌
- おしべとめしべ
- 生と死
- 天と地
- 光と影
- 朝と夜
- 出会いと別れ
- 好きと嫌い
- 善と悪
- プラスとマイナス
- 白と黒
- 長所と短所
- 右と左
- 喜びと悲しみ
- (波の)満ち引き
…などなど。
そして、ポジティブとネガティブ。
どちらかが良いとか悪いとかではなくて、どっちも必要なんです。
夜の暗さがあるから朝の光の美しさがわかるように、相乗効果があるのです。
イライラしたりムカムカすることや、悲しみや苦しみに感じることも、その反対にある対のものに気付くチャンスなのです。
まずはネガティブを取り除こうとするのを止めてみませんか?
一度受け入れてしまうのです。
どうせ、取り除こうとしてもなかなか上手くはいかないのですから(笑)
でも引き寄せにはポジティブ思考が大切なんでしょ?
確かに引き寄せの法則は、感情と同じ波動の物事が引き寄せられてきます。これは事実です。
結局ネガティブじゃダメなんじゃん!って思われました?
実は引き寄せの法則って、時差があるんですよ。
その時カッと腹を立てたり、大きな悲しみを感じたとしても、すぐにそれが波動となり引き寄せられてくるワケではないのです。
ある程度の時間ずっとその感情が維持されたものが、現実に引き寄せられてきます。これは本当に有り難いことです。
なので、ネガティブになったとしても、まず受け入れてみる時間はあるんです。
そしてなるべく早く、ヒントを見つけるのです。
その時に心掛けるのは、「起こることはすべてチャンス!」だと思うことです。
いくら腹が立っていても、悲しみに引き裂かれそうでもです(笑)
最初は思えなくてもいいです。
まずはその感情を受け入れてみる。
「何だこいつ!バカじゃないの?」と一瞬なら相手を心のままに罵倒してもいいでしょう(もちろん心の中でね。笑)
それでも何度も思っていくと、脳が「この状況のどこがチャンスなのか?」とチャンスな証拠を探しはじめるようになるのです。
一生懸命にあなたが理由を考えなくてもいいです。ただクセ付けしてしまえば、あとは脳が自動的に探してくれます。
成功している人や幸せを引き寄せている人は、何か起こっても自動的に「起こることはすべてチャンス!」と捉えるクセ付けができているので、ネガティブタイムが少なくなり、前向きな波動にあった引き寄せが起こるのです。
前向きな波動にあった引き寄せが起きると、さらに「起こることはすべてチャンス!」という考えが強化されて、もっと幸せなことが引き寄せてくる…、これが上手くいっている人の言うポジティブ思考です。
「起こることはすべてチャンス!」を実践してみよう!
早速実験してみましょう!
最初は「起こることはすべてチャンス!」なんて思えないんじゃないかと思ったんですが、案外スンナリと受け入れられました。
疑っていながらも、本心では是非そうであって欲しいと思っていたんでしょうね(笑)
私のイラッとする場面は、道を歩いていたり駅を利用する時です。
携帯見ながらチンタラ歩いている人や、突っ込んでくる自転車、硬いカバンをガンガンぶつけてくるオッサンや、悪口ばかり言っているOL、手も当てずにクシャミ連発しているオバはん…、あ、つい言葉遣いが悪くなってスミマセン(笑)
イライラムカムカすることが本当多いのです。
そんな時ですら、「起こることはすべてチャンス!」なの?と思い実験してみました。
結論から言うと、今だにイライラムカムカすることは変わりません(笑)
でも、少しだけ感じ方が変わってきてはいます。
「このオッサン腹が立つけど、近くに座っていたOLさんが席を譲っているのを見られて、とっても良い気分になった!やっぱり良い気分になる行動をしたいな。」
「外側の出来事に影響されて心が乱れる時間があるなら、その時間を自分の好きなコトややりたいことに割いた方が得だ!読書しよう。」
「ガンガン人に強くぶつかりながら先を急ぐオッサンに腹がたったけど、急いだくせにまだ改札にいて笑った。イライラして急いでも結局普通に行った時と変わらないってことだね。イライラするぶん損してるよね。」
…などなど。
無理にポジティブに捉えようとしているワケではなかったのですが、脳がアンテナを張っているので、そういう場面を目にすることや気づきが増えています。
そして、だんだんとネガティブタイムが短くなってきました。
「起こることはすべてチャンス!」という考え方は、自分にとって最善な時間を過ごせるように思考を変化させてくれるのでしょうね。
私も反射的にスグそう思えるくらいにクセ付けしていこうと思っています。
あなたもぜひ試してみてください。
まとめ
ネガティブ思考な自分に悩んでいた人も多いのではないでしょうか。
その原因が「脳の働き」にあったと知って、少しホッとしませんでしたか?
私はかなりしました。
怒りっぽい自分やクヨクヨする自分、三日坊主で変われない自分を必要以上に責めることがなくなりました。
そして、「起こることはすべてチャンス!」の実験をするうちに、赤の他人の「する・しない」行動で心を乱す時間がもったいないと思えるようになりました。
大切な自分の時間を、自分のために使いたいですもんね。
それでは宙(そら)師匠、本日の格言をお願いします。