鼻の毛穴の白いニョロニョロの正体は角栓です。
角栓は肌の内側からの老廃物と皮脂が混ざったものです。
それが上手く排出できず毛穴に残ってしまったもの。成分としては7割がタンパク質でできた古い角質です。
詳しくは『気になる毛穴の白いニョロニョロの正体と、できちゃう原因はこれだ!』を参考にしてください。
普通のクレンジングはファンデーションなどの油分を落とすものがほとんど。
なので、タンパク質の多い角栓は普通のクレンジングではなかなか落とせません。
クレンジングで汚れはだいたい落とせると思い込んでケアしないでいると、角栓はどんどん大きくなって色々な肌トラブルとなります。
そんな厄介な角栓を正しくケアする方法を調べてみました。
角栓を取るのに効果的な方法は?
なるべく肌に負担をかけずに角栓をケアするには、どうしたらいいのでしょうか?
基本的なケアとしては、角栓をだんだんと小さくしていく方法がいいです。
無理に引っこ抜いたり、押し出したりする方法は避けましょう。
角栓にもちゃんと役割があり、100%取り除くことは無理ですし肌の健康を損なってしまいます。
角栓が取れやすくなり、肌に無理な負担をかけない、なるべく自然に近い排出を促していくケアが良いと思います。
角栓ケアの前に毛穴を開く
角栓を取りやすくするために、蒸しタオルや鼻ラップでまずは毛穴を開きます。
肌を温めると肌が柔らかくなり毛穴が開きやすくなります。
同時に角栓も柔らかくなって取りやすくなるのです。
蒸しタオルも鼻ラップも、必ずメイクはしっかり落とした状態で行ってください!でないと、汚れが毛穴の奥に入り込んでしまい、余計に悪化させてしまいます。
蒸しタオル
方法は簡単です。
- 清潔なハンドタオルを水に濡らし、水が垂れないくらいに軽く絞ります。
- ハンドタオルを500〜600wの電子レンジで1分温めます(電子レンジで加熱する時は、雑菌など入らないようキレイなお皿において温めてください。または、熱めのお湯に濡らして軽く絞るだけでもOKです)
- 体温より少し暖かいくらいまで冷まします。
- 角栓が気になる部分に3分程度おいて蒸らします。
- 蒸らした後は、すぐ角栓のケアを行います。
蒸しタオルのメリットは、毛穴を開き汚れや角栓を落としやすくするだけではありません。
血行が良くなり代謝がよくなります。
また、肌の水分量と皮脂量のバランスを整えてくれる効果や、肌のキメを整える効果もあります。
でも、気を付けないといけないことは、蒸しタオルで温めた肌は、水分を蒸発しやすいので、すぐケアをしないと乾燥してしまいます。なので、乾燥肌の人にはオススメしません。
健康な肌の人でも、多くても週2回程度にしましょう。
鼻ラップ
乾燥肌の人は蒸しタオルより鼻ラップのほうが安心です。
- 家庭で使っているラップを5センチ角くらいにカットします。
- ラップで角栓の気になる部分をつつみます(苦しくならないよう鼻の穴部分はカットしておきます)
- ピッタリ鼻ラップしたまま40〜42度前後の湯船に10〜15分つかります。
- 鼻ラップを外したら、すぐケアを行います。
汗をたっぷりかくことで、詰まっている角栓や汚れが浮いてきて取りやすくなります。
オリーブオイル
オリーブオイルは、角栓と成分が近いため、毛穴につまった皮脂によく馴染み溶かしやすくします。
また、保湿効果もあるので、乾燥肌の人にも向いています。
- 毛穴を開いておきます。
- オリーブオイルを手のひらに500円玉くらい出します。
- 手のひらでオリーブオイルを温めます。
- 角栓が気になる部分に塗って1分くらい待ちます。
- こすり過ぎないように、下から上にくるくるマッサージします。
- オリーブオイルをコットンでこすらないように吸い取ります。
- その後すぐ洗顔します。
オリーブオイルは、純度の高いエクストラバージンオリーブオイルを選びましょう。
薬局でも医薬品で販売されています。
開封後は2ヶ月以内で使い切り、酸化していないものを使用してください!
オリーブオイルが酸化すると菌が繁殖しやすいので、肌トラブルを引き起こします。
洗顔後オリーブオイルが肌に残ってしまうと、ニキビなどの肌荒れになってしまうので、しっかり落としてください。
スリーピングパック
マスク状ではないクリームの毛穴ケアパックもオススメです。
通常の毛穴パックでは、無理矢理角栓をひっこ抜いて肌にダメージを与えてしまったり、短時間の美容マスクパックでは十分に美容成分を行き渡らせることができません。
クリーム状のスリーピングパックは、塗って寝ている間に美容成分を行き渡らせるパックで、朝の洗顔でパックを洗い流すだけです。
- 丁寧な洗顔
- 化粧水で肌を整える
- 目元の乾燥が気になる人は、目元だけに乳液を付ける
- 目元以外のおでこ・頬・鼻・アゴにクリームを点付けする
- 目元以外にクリームを顔中心から外に向かって優しくのばす
- 洗い流さずそのまま寝る
- 翌朝洗顔料で洗顔する
- 化粧水など普段通りのスキンケアをする
肌にハリと潤いを与え角栓を取れやすくし出来にくくしてくれ、毛穴を引き締めてくれるので、徐々に毛穴が目立たなくなってきます。
今話題の毛穴ケア商品『』もオススメなので、ぜひ試してみてください!
酵素洗顔料
酵素洗顔料は、普通の洗顔料やクレンジングでは落としきれないタンパク質や皮脂などが混ざり合った状態の角栓を、酵素で分解して落としてくれます。
しかも、酵素洗顔料はピンポイントで角栓を落とし、健康な角質は残してくれるので安心です。
酵素洗顔料は、いくつか種類があります。パウダータイプ、石鹸、液体タイプ、チューブタイプなど。
オススメなのはパウダータイプです。
酵素は水分にふれた時点から活動を始めます。水分が最初から含まれているものは、段々活性を失ってしまうのです。
パウダータイプであれば水分を含んでいないので、新鮮な働きをしてくれます。
また、パウダーなので防腐剤などは一切入っていないため、肌にも安心です。
- 手を清潔な状態にします。
- 30〜32度くらいのぬるま湯で顔をすすぎます。
- 酵素パウダーを30〜32度くらいのぬるま湯でとかし、よく泡立てます。
- まずはおでこや鼻にたっぷり泡をのせ、そこから全体に広げ、こすらないように優しく洗います。
- 泡を残さないように、しっかりとすすぎます(20〜30回はすすぎましょう)
- 洗顔後はすぐ保湿ケアをします。
酵素洗顔料は洗浄力が強いので、1週間に1回ペースにしましょう。
ニキビができている時などは、使用しない方がいいでしょう。
オロナイン軟膏
今話題のオロナイン軟膏+毛穴パック。本当にごっそりと角栓が取れます。気持ちいいですね!
オロナイン軟膏の成分の中にクロルヘキシジングルコン酸塩液とオリーブオイルが配合されています。
クロルヘキシジングルコン酸塩液は抗菌作用と殺菌作用があり、オリーブオイルはもう説明済みですね。
要は、オロナイン軟膏は角栓を柔らかくしてくれて取りやすくなります。
そこに毛穴パックをするのですから、それはよく取れると思います。
角栓を取ってくれて、ニキビケアをしてくれる抗菌・殺菌効果もあるわけです。
でも、毛穴パックの項目でも説明した通り、かなり肌にダメージを与え、よくケアをしないと毛穴が広がってしまいます。
個人的には、オロナイン軟膏+毛穴パックはやり過ぎに感じます。
ここで紹介したいのは、オロナイン軟膏パックです。
- 洗顔して肌を清潔な状態にします。
- 洗顔後、角栓以外の肌に保湿ケアをします。
- オロナイン軟膏を角栓にたっぷり1mmくらい塗ります。
- 10〜15分くらい置きます。
- 体温より少し暖かいくらいの蒸しタオルで角栓を温めます。
- オロナイン軟膏が残らないように、ぬるま湯で優しく洗い流します。
- すぐ保湿ケアをします。
オロナイン軟膏パックも、1週間に1回ペースにして様子を見ましょう。
オロナイン軟膏はスキンケア化粧品ではありません。赤みやかゆみ、はれなどの異常がでたらすぐ使用をやめてください。
その他にも重曹パックなども、角栓が取れると言われています。食品にも使われていますので害はないです。
でも、やはりスキンケア化粧品ではないし、重曹は粒子が大きいので肌に摩擦を与えやすいので注意してください。
毛穴を柔らかくする
角栓が取れにくい原因に、毛穴が硬くなっていることが上げられます。
鼻の毛穴を柔らかく保てば、角栓は取りやすくなるのです。簡単に出来る方法なので実践してみてください。
毎日湯船につかる
入浴はシャワーだけという人も最近多いです。
もしかしたら、その習慣が毛穴を硬くさせているかも!
湯船につかると、血行が良くなって老廃物が排出されやすくなり、毛穴が柔らかくほぐれてくるので、角栓が落ちやすくなります。
単純に気持ちいいですし、夜ゆっくり湯船でくつろぐ時間を作ってみてください。
毛穴の柔軟体操
やり方は簡単です。
- 両手の人差し指と中指で鼻の左右膨らんでいる小鼻を挟みます。
- ゆっくり大きく左右に鼻を動かします。
- ゆっくり大きく上下に動かします。
- ゆっくり大きく回すように動かします。
- 小鼻を軽く前に引っ張ります。
- そのまま口に空気を入れ、頬を左右交互に膨らませます。
これを各々10回くらいずつを週に2〜3回行います。
注意点としては、指を鼻にあてる際は角質層に刺激を与えないように力を入れないでくださいね。
この毛穴の柔軟体操で柔らかい毛穴にして、角栓を溜めないようにしましょう!
洗顔後のケアは、どうすればいいの?
角栓のケアをした後は、毛穴が開いた状態です。
ちゃんとケアをしないと毛穴は大きくなってしまいます。
角栓で開いてしまった毛穴は簡単には閉じてはくれません。
冷水や保冷剤などで毛穴を引き締めると効果的だと聞いたことがあると思います。
確かに効果はあります。ただし、効果は30分くらいの間です。
ずっと毛穴が引き締まってはくれないのです。逆に、乾燥や赤ら顔の原因になってしまうかもしれないのでオススメしません。
角栓は水分の蒸発を防ぎ、外部からの刺激や雑菌から肌を守る役割があります。
角栓ケアをした後は、毛穴が開き皮脂も落とされていますから、乾燥したり外部からダメージを受けやすいとても無防備な状態です。
肌を乾燥や外部からの刺激から守るために、まずは十分な保湿が重要!
また、保湿をしっかりしておくと、肌密度があがって毛穴も閉まってきます。
保湿を含むスキンケアの基本的な流れとしては、化粧水→美容液→乳液→クリームというのがベターでしょう。
このスキンケアの流れには、もちろん大切な意味や役割があります。
- 化粧水は、肌に保湿・美容成分を与えながら、次にくる美容液や乳液を馴染みやすくします。
- 美容液は、肌に必要な美容成分を角質層に届けてくれます。
- 乳液は、水分と油分を補い肌を柔らかくしてくれます。
- クリームは、油分を補い水分の蒸発を防いでくれます。脂っぽい人は乳液まででいいです。
この順序でしっかりケアをしていれば、健康な肌に戻ってきます。
化粧水や美容液は、セラミドやヒアルロン酸、ビタミンC誘導体が配合された保湿力の高いものを選びましょう。
セラミドやヒアルロン酸はまず保湿をしてくれ、肌の再生やバリア機能を高め、毛穴が引き締まってきます。
ビタミンC誘導体は、角栓や古い角質を取ってくれる働きがあります。
乳液やクリームは、自分の肌の乾燥状態に合わせて選びましょう。
開いた毛穴を正常に戻し、角栓を詰まらせないようにするには、まずは正しい毎日のスキンケアです。
角栓を作らないためには、どうしたらいいの?
できれば白いニョロニョロ角栓悩みから解放されたいですよね。
余分な角栓を作らせないためには、何を気を付けたらいいのでしょうか?
メイクはしっかり落とす
落とし損なったファンデーションなどの化粧品は角栓の原因です。
しっかりメイクの人は特に、肌に残らないように気を付けましょう。でも、ゴシゴシ洗いはNGですよ!
正しい毎日のスキンケア
肌を健康に保てば、肌再生はスムーズに行われます。
余分な角栓が溜まったりしません。毎日のスキンケアをしっかりして、肌本来の機能をバックアップしましょう。
定期的に角栓ケア
角栓を大きくしないために、定期的に角栓のケアをしましょう。
でも、やり過ぎは逆効果なので注意です!
毎日湯船につかる
毛穴が開いて汚れを落としやすくしたり、スキンケアを浸透させやすくしたり、毛穴を柔らかくしてくれたりと良い作用が多いです。
リラックス効果も高いので、毎日湯船につかる習慣をつけましょう。
まとめ
角栓を取る毛穴ケア商品のオススメは『毛穴の白いニョロニョロを抑えて毛穴を目立たなくするケアナノパック!』で詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。