どんなにクレンジングして洗顔していても鼻毛穴にできてしまう、白いあのニョロニョロ!
あれはいったい何なんでしょうか。
毛穴からニョッキリ頭を出しているニョロニョロは、一度気付いてしまうと気になって仕方なくなりますよね。
指や爪で押し出したり、毛穴パックで取ってみても、すぐまた現れてきます!
しかもなんか白いニョロニョロが太くなっているような…。
化粧乗りも悪くなるし、さらに白いニョロニョロの存在が気になってしまうという悪いループです!
まずは、白いニョロニョロの正体を探って、敵が何者かを知りましょう!
毛穴ってどんな役割があるの?
そもそも毛穴がなければ、あの白いニョロニョロが詰まることはありませんよね。
毛穴って何故あって、どういう役割があるのでしょうか?
毛穴は、皮脂を分泌してホコリや外的刺激から肌を守ろうとする肌のバリア機能>と、体内の老廃物を排出してくれるデトックス機能を引き受けてくれています。
なので、毛穴がしっかり働いてくれるおかげで健康な肌でいられるのです。
鼻の毛穴トラブルが多いのは、顔の毛穴はだいたい1cm四方に100個くらいなのに対し、鼻まわりはその7倍ほどの毛穴があるからです。鼻は顔の中心にあり目立ちやすい部分なので、しっかりケアが必要です。
鼻の毛穴の白いニョロニョロって、いったい何?
鼻の毛穴の白いニョロニョロの正体はズバリ、角栓です。
角栓は肌の内側からの老廃物です。それが上手く排出できず、毛穴に残ってしまったもの。
角栓の成分としては、古い角質(角質はタンパク質でできた細胞で肌の一番外側にある皮膚)と余分な皮脂が混ざり合って固まったものです。
だいたい角質7割:皮脂3割という比率だそう。皮脂の方が多いイメージですが意外でした。
ボコボコ毛穴になってしまう角栓ですが、毛穴を外部刺激や細菌などから守ってくれています。
ですから、角栓は全く無ければいいというワケではなく、毛穴を覆い広げるほど大きくなってしまうのが問題なのです。
角栓が目立ってくる原因って?
老廃物である角栓が排出できず毛穴に残り、目立ってくる原因はいったい何なんでしょうか。
原因を知って改善して、角栓の目立たないツルリン毛穴を目指しましょう!
加齢や紫外線によるたるみ毛穴
加齢や紫外線などの影響で、肌内部のセラミドやコラーゲンが減少してくることが原因で肌がたるんできます。
そうすると、たるんだ肌に引っ張られて毛穴も同様にたるんできます。
毛穴が円ではなく楕円になっていませんか?なっていたら、たるんできています。
毛穴がたるんでしまうと、毛穴自体が広がって目立ってきます。その毛穴に角栓が溜まりやすくなるのです。
肌の乾燥
肌が乾燥すると、それを補おうと皮脂がたくさん分泌されます。
日本人に多い肌質の脂性敏感肌は厄介で、一見脂っぽいので洗顔やあぶらとり紙などでケアをしすぎてしまい、さらに多くの皮脂を分泌させてしまう負のスパイラルに陥っています。
角栓の原因になる皮脂をたっぷり次々と用意している状態です。
また、さらに肌が乾燥すると肌が硬くなります。
肌が硬くなると、毛穴の伸び縮みが悪くなりたるみ毛穴の原因になりますし、毛穴が詰まりやすくなります。
乾燥肌については『あなたの乾燥肌はどのタイプ?タイプ別乾燥肌の簡単ケアまとめ!』に詳しく情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてください!
ファンデーションなどの残り汚れ
最近は汗などで崩れにくい強力なタイプのファンデーションが増えており、念入りにクレンジングしても汚れが残ってしまいがち。
ファンデーションに含まれる油脂は角栓ができる大きな原因となります。
毛穴に油脂の多いファンデーション汚れが残ってしまうと、皮脂や角質と混じって溜まり、毛穴をふさいでしまいます。
たるみ毛穴傾向であれば、さらに毛穴の奥に入り込み、溜まりやすくなります。
お化粧をしたまま寝るなんて、もってのほか!大NGですよ!
皮脂の酸化
角栓が詰まった状態が続くと、イチゴ鼻の原因になります。
詳しく説明すると、皮脂やファンデーションに含まれる油脂が、空気にふれ酸化してくると活性酸素が発生します。
活性酸素は増えすぎてしまうと、肌細胞を老化させシミやシワの原因になります。
肌環境としては良いわけがありません。その増えすぎた活性酸素と戦うためにメラニン色素が作られます。
肌を守るためのメラニン色素が黒ずみの正体でありイチゴ鼻の原因です。
酸化した角栓は洗顔だけでは取れなくなってしまいます。毛穴の皮脂や油脂を酸化させないことが大切です。
間違った洗顔
洗顔は本当に難しいなと感じます。
特に女性はメイクをしますから、どうしても洗顔のしすぎになってしまいます。
洗顔をしすぎると乾燥肌になり、異常な皮脂の分泌を誘発してしまいます。
でも、強力な崩れないファンデーションが多くて、ちゃんとクレンジングしているつもりでも汚れが取り切れず残ってしまい、スキンケア不足でもある…というジレンマ。
クレンジングを強くすればするほど、肌へのダメージも大きくなります。
- 洗顔をやりすぎない・こすりすぎない
- 肌の再生機能の邪魔はしない
- 自分のメイクに合ったクレンジングを選ぶ
- 角栓の70%はタンパク質成分の角質なので、タンパク質を分解する洗顔料を選ぶ
をポイントに、正しい洗顔を心掛けましょう!
肌再生の異常
肌は奥の内部で次々と新しい細胞が作られて、どんどん表面に押し上げられていきます。
そして最終的には垢となって剥がれ落ちるというのが肌の再生サイクルです。
肌再生の周期は、肌部位や個人差はありますが、だいたい28〜30日くらいだといわれています。
約1ヶ月の再生サイクルによって、健康なピチピチ肌が維持されているのです。
この肌再生が、加齢やストレスなどで遅れると、皮脂や古くなった角質が剥がれ落ちず、毛穴に詰まってしまいます。
逆に、洗顔のしすぎや乾燥肌によって肌再生が早くなってしまうと、未熟なままの細胞が押し上げられてしまいます。
不完全な細胞なのでダメージを受けやすく、肌トラブルも起こりやすい上に、角質が剥がれにくくなります。
結果毛穴に詰まり角栓が目立ってしまいます。
やってませんか?角栓を大きくしてしまうNGな取り方
あの白いニョロニョロが、毛穴からニョッコリ頭を出していると、気になって気になって!ついつい引っこ抜きたくなりますよね。
引っこ抜いたその時は気持ちいいです。
でも、角栓が取れた後の毛穴って、ぽっこり穴が大きくなっていたり黒ずんできたりと目立ってきていませんか?取っても取っても、すぐ角栓が出来てしまいませんか?
改善されていないということは、肌にとってはNGだということです。
これ以上角栓を大きく育てないために、間違ったケアを調べました。
ピンセットや爪で無理矢理取る
ピンセットで抜いたり、爪で押し出すのはもちろんNGです!
毛穴周りの肌を傷つけてしまいます。
肌が傷つくと色素が沈着して跡が残ったり、毛穴をさらに広げてしまいます。
また、角栓を取った後は、毛穴が開いた状態になります。
角栓で悩んでいる人の毛穴は、肌再生も乱れて上手くいかず、毛穴もたるんで硬くなっているので、なかなか毛穴は閉じてくれません。
角栓を取ったことで、逆に毛穴が目立ったり、汚れが溜まりやすくなります。すぐに止めた方がいいです!
洗顔ブラシ
洗顔ブラシは市販でも販売されていますよね。
でも、取り扱いがなかなか難しいです。正しく使用しないと肌を傷めてしまうのです。
肌は刺激や摩擦に弱いです。
洗顔ブラシの刺激や摩擦が肌を傷つけてしまう恐れがあります!
使う頻度や使用時間、力加減、ブラシの雑菌繁殖問題…などしっかり管理し正しく使わないと角栓を悪化させて、酸化も誘発します。特に敏感肌の人は注意してください。
毛穴パック
毛穴パックは、角栓が目に見えてガッツリ取れるので、使用されている人も多いでしょう。
でも、本当は、根こそぎ角栓が取れているわけではありません。
途中でちぎれて残ってしまっています!
なのですぐ角栓は溜まりますし、毛穴の奥が広がってきてさらに大きく育ててしまいます。
そして、最大の毛穴パックのデメリットは、強力なパックの粘着が健康な角質まで剥ぎ取ってしまうことです。
肌のバリア機能が低下し、ニキビや乾燥などの肌のトラブルになります。
最近ではクリーム状のパックで寝ている間に毛穴ケアをしてくれる商品も販売されており、パックによる粘着の悪影響を受ける心配もありません。
ちなみに、角栓を引っこ抜かず徐々に目立たなくする、寝る前に顔全体に塗って寝るだけの簡単ケア『』は全額返金保証も付いているのでオススメです。
洗顔・クレンジングのしすぎ
洗顔やクレンジングのしすぎについては、『間違った洗顔』の項目でも説明したようにNGです。ゴシゴシ洗顔も摩擦で肌を傷めてしまいます。すぐに止めてください!
まずは、体に備わっている肌再生機能を回復させましょう。
角栓が気になるのはわかりますが、その邪魔をするケアはすぐに止めましょう!
まとめ
毛穴の白いニョロニョロの正体と原因はわかりましたが、実際どうやって角栓を取ればよいのか気になりますよね?
角栓を取る正しい方法は『気になる毛穴の白いニョロニョロ(角栓)を取る5つの正しい方法』で詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。
角栓を取る毛穴ケア商品のオススメは『毛穴の白いニョロニョロを抑えて毛穴を目立たなくするケアナノパック!』で詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。